日本ネットクリエイター協会にUUUMが新規加入、理事選任でさらなる支援体制強化

日本ネットクリエイター協会（JNCA）は、2月24日付で新たにUUUM株式会社を正会員として迎え入れることを発表しました。同時に、UUUMの代表取締役である鎌田和樹氏と、株式会社KADOKAWAの執行役員である山下直久氏が新理事に就任しました。一方、これまで理事を務めていた井上伸一郎氏は、理事から顧問に移行することとなりました。

JNCAは、特にネットを中心に活躍するクリエイターに対するサポートを充実させることを使命としています。これまで、約1400名のクリエイターが集うこの協会では、税務サポートや健康保険に関するあっせん、音楽原盤二次使用料の徴収、著作権に関する各種サポート、そしてクリエイター同士の交流イベントなど、多岐にわたるサービスを提供してきました。

今回、UUUMという大手ネットクリエイター企業の加入が、協会の目指す方向性にどのような影響を与えるか注目が集まっています。UUUMはYouTuberやインフルエンサーといったネット上で活動するクリエイターの支援を行い、幅広い事業展開をしています。こうした背景から、今回の加入によって、既存の著作権者向けのサポートに加え、実演家を対象とした新たな支援体制が構築されるとのことです。

JNCAは、クリエイターの活動が豊かになるよう、多角的かつ奥行きのある支援を目指していると述べています。今後、UUUMとの連携により、クリエイターたちがより活力を持って活動できる環境を整えていく計画です。

協会の基本情報は以下の通りです。一般社団法人日本ネットクリエイター協会は、2013年12月に設立され、東京都中央区銀座に事務所を構えており、代表理事は横澤大輔氏。理事には、株式会社アニメイトの國枝信吾氏、株式会社インクストゥエンターの田村優氏、株式会社エクシングの栗田秀樹氏、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之氏などが名を連ねています。

新たな時代のクリエイター支援を目指し、日本ネットクリエイター協会はこれからも変革を続けていくことでしょう。今後の活動にも大いに期待されています。