アマダ、東北サテライトセンターを最新技術でリニューアル
株式会社アマダが、2023年3月6日に宮城県富谷市の東北サテライトセンターをリニューアルしました。この設備の更新は、現代のモノづくりの現場で直面する労働者不足や熟練技能の継承、さらに情報技術の進展に伴うAI・DX化への対応として行われました。近年、製造業はお客さまのニーズが多様化し、高度化していますが、新しいサテライトセンターでは、そのニーズに応えるための充実した設備と研修体制が整えられています。
最新マシンの導入
リニューアルされたセンターには、最新の加工機械や新技術が導入されており、特に次のような機器が展示されています。
1.
LBCテクノロジー搭載ファイバーレーザマシン『VENTIS-3015AJe(6kW)』
これは、レーザービームを自由にコントロールできるシステムが搭載されており、材料や板厚に応じた最適な加工を実現します。高速で高精度な加工が可能となっています。
2.
パンチ・レーザ複合マシン『EML-2512AJe』
最新の支援機能を備えており、自動化による始業前点検や加工不良からの自動復旧を行うことで、ダウンタイムの削減を目指しています。
3.
サーボベンディングマシン『EGB-6020ATCe』
作業者の動きに追従するタブレットHMIを搭載しており、初心者でも効率的に曲げ加工が行えるようサポートします。
4.
ハンディファイバーレーザ溶接機『FLW-1500MT』と協働ロボット『CR-700W』
現場において、協働ロボットとの組み合わせにより、安定した溶接品質を実現し、作業者の負担を軽減することを目的としています。
5.
製造DXソリューション『LIVLOTS』
事務所や製造現場のデジタル化を促進し、工場全体の効率化を図ります。
利用とサポートの充実
新しいセンターでは、お客さまに対して最新のマシンやソフトウエアに関する研修、日常のメンテナンスサポートに加え、加工技術についてのセミナーや業界動向をテーマとした講演会が開催されます。これにより、金属加工に関わる技能者の育成を積極的に支援します。
地域に密着した取り組み
アマダは、地域密着のトータルソリューションを提供し、金属加工分野における技術向上や人材育成に努めています。また、このような取り組みによって、製造業の成長や社会課題の解決に寄与することを目指しています。
新しい東北サテライトセンターは、これからの製造業の高度化を支える重要な拠点として期待されています。さまざまなニーズに応えられる環境が整った今、アマダはますます地域の企業と共に成長していくことでしょう。