自主制作アニメーション映画『轍を越えてゆけ』が公開へ
東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)の卒業生である鷲頭功典さんが背景美術を担当した短編アニメーション映画『轍を越えてゆけ』が、2025年10月10日からテアトル新宿で一週間限定のレイトショー上映を行うことが決まりました。
映画の魅力と内容
『轍を越えてゆけ』は、約30分の短編アニメであり、戦争という厳しい現実を生き抜く少女たちが直面する葛藤と成長を描いています。物語は彼女たちが「自立」を目指す姿に焦点を当てており、観客に深い感動を与えることでしょう。
この作品は、コロナ禍の中でオンラインでつながった学生たちによって結成された自主制作アニメーションチーム「スタジオDOT」が手がけたもので、彼らの情熱と才能が映し出されています。
国際映画祭での高評価
『轍を越えてゆけ』は、2025年7月にカナダのモントリオールで開催された第29回ファンタジア国際映画祭にて、ワールドプレミア上映を果たしました。そこでの受賞歴は、作品の高い完成度を示すものであり、特に「今敏賞」にノミネートされ、さらに観客賞銅賞を受賞したことは、クリエイターたちの努力が国際的にも認められた証です。
ファンタジア国際映画祭は、1996年から毎年夏に開催される北米最大のジャンル映画祭として知られており、ホラーやSF、ファンタジー、アニメーションなど多彩なジャンルの作品が集まります。この映画祭での受賞は、これまでにも多くの日本の名作アニメーションが紹介されてきました。
TECH.C.卒業生の新たな挑戦
背景美術を担当した鷲頭功典さんは、2017年にTECH.C.コミックイラスト専攻を卒業した若き才能です。彼は氷に覆われた「シビル基地」を含む印象的な舞台設定を描き、キャラクターたちの心情を支える美術的な世界観を作り上げました。このように、TECH.C.の卒業生はアニメやゲーム、イラスト、IT業界などで着実に実績を残し、プロの現場でもその存在感を示しています。
サポートする後輩たちへ
鷲頭さんは後輩たちに向けて、国際映画祭でも高く評価されたこの作品を劇場で見ることの重要性を伝えています。彼のメッセージが、これからのクリエイターたちに勇気を与えることでしょう。
公開詳細
- - 映画タイトル: 轍を越えてゆけ
- - 上映期間: 2025年10月10日(金)~10月16日(木)
- - 上映場所: テアトル新宿(レイトショー)
- - チケット発売日: 2025年10月3日(金)19:00〜
劇場窓口・オンラインで購入可能です。
さらに、映画の公式サイトや告知動画も随時チェックしてみてください。最新の情報を手に入れることで、より一層期待感を高められることでしょう。