2025年度ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成の公募がスタート
一般財団法人川村文化芸術振興財団では、2025年度の「ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)支援助成」の公募を開始しました。これは地域社会や住民と連携し、良好な社会モデルを提示しようとするアートプロジェクトを支援する取り組みです。
当財団は2017年からこの支援事業を開始し、以来日本国内のアートプロジェクトに対して助成を行ってきました。ソーシャリー・エンゲイジド・アートは、芸術文化と社会との関係を深めることで、より豊かな文化の発展を後押しすることを目的としています。
助成の概要
2025年度の助成金は、以下のように設定されています。
- - 100万円 採択件数1件
- - 30万〜50万円 複数件(2〜10件程度)
この新しい助成金額の設定により、多様なプロジェクトが成果を上げられるよう、さまざまな形での支援が可能となります。
公募の詳細
- - 助成期間: 2025年4月1日〜2026年3月31日
- - 受付期間: 2024年8月1日〜10月6日(日)18時まで
(※日本時間)
- - 審査結果発表: 2024年12月(予定)
- - 受給資格: 年齢・国籍を問わず、芸術活動を行うアーティストおよび団体
今回助成を受けるプロジェクトには、実施のためのプロトタイプ発表が求められる予定です。具体的には、事前ワークショップや試作、レクチャーなど多岐にわたった活動が含まれます。
選考委員
選考は、以下の著名な専門家によって行われます。
- - 工藤安代(NPO法人 ART&SOCIETY研究センター代表理事)
- - 清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授)
- - 藤井光(アーティスト)
- - 藪前知子(東京都現代美術館 学芸員)
歴代プロジェクトのアーカイブ公開
当財団では、過去の支援プロジェクトをアーカイブしたページを新たに公開します。これにより、応募を考えているアーティストが過去のプロジェクトを参考にできる情報を提供し、社会とアートの接続を促進します。アーカイブページは
こちらからアクセス可能です。
この公募は、地域社会との協力を重視し、参加者同士の活動のやり取りを活発にすることも狙いとしています。アートの力を借りて、より良い社会の構築に向けて一緒に取り組む機会を提供いたします。アーティストの皆様からの多くの応募を心よりお待ちしております。