雨穴が贈る新作『変な地図』祝賀イベントの全貌
2025年10月31日に発売された雨穴の最新作『変な地図』が、全国の書店で大ヒットを記録しました。初版20万部を含む重版が行われ、発売直後から各書店で完売する店が相次ぎました。その結果、発売からわずか1か月で累計70万部を突破。これは、雨穴が執筆に1年をかけた労作であり、「変なシリーズ」の集大成とも言える一冊です。
初代1位を祝う授賞式
12月16日、雨穴の『変な地図』が日本初の総合書籍チャートである「Billboard JAPAN Book Charts」の「JAPAN Book Hot 100」で初代1位を獲得したことを祝い、授賞式がビルボードライブ東京で盛大に行われました。多くのファンや関係者が見守る中、雨穴本人が登壇し、受賞の喜びを語った様子も印象的でした。
この授賞式では、雨穴が作詞・作曲を手がけた『全国書店様へありがとう!』を披露する場面も。彼は壇上を動き回り、観客に感謝の気持ちを伝えながら歌い上げ、その姿はまさにロックンローラーそのものでした。歌詞には、彼の深い感謝の思いが込められており、作品に関わった全ての人への感謝が伝わる内容でした。
パフォーマンスと記念撮影
授賞式の最後には、会場に集まった約30名の書店員たちが、雨穴のアイコン的存在である仮面をかぶり、記念撮影を行いました。このユニークな演出は、雨穴の作品世界を体現しており、参加者全員が一体感を持って祝賀を楽しんでいました。
雨穴の独特な世界観が詰まった『変な地図』は、彼自身の「王道小説」を目指す挑戦を反映した作品でもあります。過去の作品は100%読者向けに創られたものでしたが、今作では自らの思いを30%加えており、従来の世界観と新たな物語構造を融合させています。この取り組みは、彼にとっても大きな成長となったことでしょう。
『変な地図』では、シリーズ史上最多となる247点のイラストが用意され、より多くの人がストーリーにアクセスしやすくなっています。これにより、読書に不慣れな人でも直感的に物語を楽しむことができるという特長があります。
雨穴のプロフィール
雨穴(Uketsu)は、ホラーを得意とするウェブライター及び覆面作家として知られており、YouTuberとしても活動しています。登録者数は176万人を超え、動画の総再生回数も2億回を突破しています。その独自のスタイル—白い仮面と黒い全身タイツ—は、視聴者に強烈な印象を残しています。
デビュー作『変な家』シリーズに続き、彼の作品は世界中で翻訳出版され、アメリカ、イギリス、フランスなどで人気を博しています。
このような新しい作品やイベントを通じて、雨穴はますます多くのファンに支持され続けているのです。今後の活躍にも期待が持たれます。