Vicorが「エネルギーエレクトロニクスセミナー in SOJO」に参加し最新電源技術を講演

Vicorが熊本で最新電源技術を披露

Vicor Corporationの日本法人であるVicor株式会社が、11月28日と29日、熊本市にある崇城大学で開催される「エネルギーエレクトロニクスセミナー in SOJO」に参加します。このセミナーは、モビリティ、半導体、グリーンAIといった最先端の領域に焦点を当てた公開イベントで、1995年から続く伝統あるセミナーです。

本年のテーマは、モビリティ技術の進展や、半導体実装技術の最新動向、そしてグリーンAIの最前線に関する講演です。また、ポスターセッションや展示ブースも設けられ、参加者は多様な情報にアクセスできます。

Vicorが目指す最先端の電源ソリューション

特に注目されるのは、Vicorのシニアアプリケーションエンジニアである月元誠士が29日の午後1時から行う講演「HPCとAutomotive へ向けたVicor の最新電源ソリューション」です。ここでは、AI時代にマッチしたHPC（ハイパフォーマンスコンピューティング）向けの電源ソリューションが紹介され、Vicorが独自に開発した給電アーキテクチャと回路トポロジの解説が行われます。

Vicorの提供する電圧変換モジュールは、そのサイズが小さく、プロセッサーの近くやPCBの裏面に配置できるため、電力効率を格段に向上させることが可能です。特にオートモーティブ向けのソリューションでは、48Vゾーンアーキテクチャに必要な電力変換プロセスに関する具体的な解説がなされる予定です。

展示ブースで最新製品を体験

また、Vicorの展示ブースでは、最新の車載グレードの電源モジュールを中心に、興味深い製品が紹介される予定です。特に、自動車市場向けに高周波DC-DC電力変換技術が展開されており、この技術は厳しい要件が求められる産業においても、40年以上の歴史を持つVicorが誇る強みです。

このセミナーは無料で参加可能で、最新技術に触れる絶好のチャンスです。参加希望者は、崇城大学のメインキャンパスを訪れることが求められます。