御幸毛織とSHIPSが手掛ける秋冬コレクションが登場！

御幸毛織とSHIPSの新しい挑戦

2025年の秋冬シーズンを迎えるにあたり、御幸毛織とセレクトショップのSHIPSが本格的なコラボレーション企画を開始します。このプロジェクトでは、御幸毛織が自社製の高品質服地を使用して作ったスーツのセットアップを、2025年9月から全国のSHIPS店舗で販売します。

新たなスタンダードスーツの誕生

今回のコラボレーションで登場するスーツは、ビジネスシーンやフォーマルな場面を問わず、幅広いニーズに応えることを目指しています。特に、日本製ならではの安心感と、インポート素材に匹敵する風合いを兼ね備えた一着です。さらに、「SHIPS × MIYUKI」名義の特別仕様の織ネームが添えられ、全国で約1,500着の限定展開が予定されています。

協業の背景

近年、為替の不安定さや納期の課題が背景にあり、SHIPSは新たなスーツラインの刷新を検討していました。その中で、御幸毛織の高品質服地「DRESSER」が注目を浴び、コラボレーションが実現しました。SHIPSが掲げる「英国とイタリアの良さ、日本の安定感を兼ね備えた生地」というビジョンに応じて、オリジナルレシピを用いて開発された素材は、細部にわたるこだわりが詰まっています。

厳選された質感と技術

今回使用する生地「DRESSER」は、WOOL100％の細番手・高密度素材で、Super130'sの深クリンプ種を原料としています。特に撚糸設計においては、双糸×双糸の安定感を実現しつつ、インポート素材の柔らかい表面感を出す工夫がなされています。これにより、着心地が良いだけでなく、見た目にも高級感を感じられる仕上がりになっています。

生地の織り工程では、貴重なシャトル織機を用いて、ゆっくりと高密度に織り上げることで、柔らかくふっくらした風合いを実現しました。洗い工程でも、自然の良さを最大限に引き出すために、上品な光沢としなやかな質感を大切にしています。