Scene株式会社が新たに提供する3D CAD連携ツール『Issues』で設計効率を革新
東京都渋谷区に本社を構えるScene株式会社は、革新的なものづくりのワークスペース「Scene Workspace」を通じて、物理的な世界の変革を目指しています。同社が新たに開発したSaaSツール『Issues』は、3D CADデータに特定の指摘を簡単に紐づけられる機能を持っており、設計部門だけではなく全職務の協力を可能にします。これにより、オンラインでのデザインレビュー(DR)が円滑になり、組織全体の開発効率を大幅に向上させることが期待されています。
Issuesの主な機能
『Issues』を利用すると、設計部門以外の部門でも簡単に3D CADを活用できるようになります。また、共有した最新のCADデータに全組織のメンバーがコメントを加えられるため、意見交換が促進されます。これまでのデザインレビューでは、指摘漏れや遅れが発生しやすく、開発日程に影響を与えることがあったため、Issuesによってその問題が軽減されることでしょう。
活用シーン
『Issues』は、さまざまな業務に対応できる柔軟性を持っています。このツールは特に、以下のようなシーンでの利用が推奨されています。
- - 設計段階のデザインレビュー: 生産技術、製造・組立、品質保証部門からのフィードバックを集中させることができ、各部門の知見を活かした設計が可能になります。
- - 工程検討のレビュー: 生産技術部門が実際の組立工程を検討する際に、懸念事項を3Dデータに直接結びつけて管理できます。
- - 不具合情報の集約と改善提案: CADソフトを持たない人でも過去のトラブルや改善策を3Dデータ上に記録し、全社的に不具合情報を共有できる仕組みを提供します。
開発の背景
「設計で品質やコストの8割が決まる」と言われる中、多くの企業がフロントローディングを推進し、問題発見の迅速化や品質向上に努めています。しかし、実際には7割の企業が組織間のコミュニケーションに課題を抱えているという現状があります。
Scene Workspaceはブラウザで利用可能で、部門を越えたコミュニケーションを活性化します。このような背景から、Scene株式会社は『Issues』を開発したのです。
特徴とユーザー利便性
『Issues』の最大の魅力は、部門や企業を問わず誰でも扱える点です。特別なソフトウェアや高性能なPCを必要とせず、オンラインで簡単に利用できるため、場所や時間の制約を超えた指摘が可能になります。また、社外の協力会社や顧客も参加できるフレキシブルなユーザー管理機能を備えています。
さらに、3D CADデータと指摘事項を直接結びつけることで、課題管理の効率が向上します。従来のエクセル管理では発生する「指摘内容の不明確さ」や「誰が指摘したかの不明」が改善され、リアルタイムで指摘事項を把握できるようになります。
このツールの詳細については、Scene株式会社のウェブページをご覧いただくことをお勧めします。
先行導入企業の実績
『Issues』はすでに大手企業に導入されており、航空宇宙機械メーカーや家電メーカー、自動車部品メーカーの間でも高い評価を受けています。
展示会への出展情報
Sceneは素晴らしい展望を持つ『Issues』を展示するため、第27回関西 設計・製造ソリューション展(DMS)に出展します。ぜひこの機会にお立ち寄りいただき、直接体感してみてください。
- - 会期: 2024年10月2日(水)~10月4日(金)
- - 会場: インテックス大阪、ホール2号館、小間番号8-63
会社情報
- - 本社所在地: 東京都渋谷区桜丘町11-6
- - 代表者: ビジャヤン・スワティナト
- - 設立: 2019年12月
- - 主な事業: 3DドキュメントSceneの開発・販売
連絡先やその他の詳細については、Scene株式会社までお問い合わせください。メールアドレス:
[email protected]