ポーラ青山ビルディングが受賞
東京都港区に位置するポーラ青山ビルディングが、栄誉ある「港区景観街づくり賞奨励賞」を受賞しました。このビルは、ポーラ・オルビスグループのビジョンを体現し、都市景観に調和した設計が評価されました。本記事では、ポーラ青山ビルディングの設計コンセプトや特徴について詳しくお伝えいたします。
港区景観街づくり賞とは
港区景観街づくり賞は、地域の美しい景観と街づくりを促進するために設けられた賞です。環境や文化資源を大切にし、地域との共生を図ることが求められています。ポーラ青山ビルディングは、これらの理念に基づいた優れたデザインが評価され、受賞に至りました。
設計の背景とコンセプト
ポーラ青山ビルディングの設計を手掛けたのは、有限会社安田アトリエと株式会社久米設計です。設計者のコメントによると、このビルは「多様化する美の価値観に応える個性的な事業の集合体」として位置付けられています。過去のポーラの建築物(ポーラ五反田ビルやポーラ銀座ビルなど)の歴史を考慮しながら、アートと建築が共存する場を創り出しています。
このビルは、働く人々や青山という街に対して、両者が喜びを感じる刺激と安らぎを提供することを意図しています。そのため、設計者やアーティストなど、多様な関係者が連携し美しい景観を創造することを目指しています。
建築概要
ポーラ青山ビルディングの詳細な情報は以下の通りです:
- - 所在地:東京都港区南青山2-5-17
- - 建築主:株式会社ピーオーリアルエステート
- - 延床面積:17,104㎡
- - 階数:地上16階、地下2階
- - 構造:S/RC/SRC/CFT
- - 竣工予定:2024年2月
この新しいビルは、青山通りの新たなランドマークとして、多くの人々に親しまれることが期待されています。
アートと共生する空間
ポーラ青山ビルディングには、アート空間が多く設けられており、訪れる人々に感動を与える工夫が凝らされています。青山通り側のファサードは、5層分が凹ませてあり、アートが展示される「街の床間」となっています。ここからは、立体的な構造体がアートを支えながら、街の風景を眺めることができる空間を提供しています。
このように、建物の中でアートと建築が調和し、訪れる人々に日常とは異なる豊かな体験をもたらすことが目的です。周囲の自然環境や文化財とともに、人々に新たな気づきを与える場を提供することが狙いです。
まとめ
ポーラ青山ビルディングは、現代のニーズに応えつつ、過去の文化やアートを尊重した設計が特徴です。港区の景観街づくり賞を受賞したことも、その高い評価を物語っています。このビルが青山というエリアにおいて、人々が集まり交流できる場として重要な役割を果たすことを期待しています。