中小企業のBCP対策を強化する『BitoB Backup』、新たに販売開始

中小企業のBCP対策を支援するクラウドバックアップサービス『BitoB Backup』の販売開始

株式会社No.1が、中小企業向けのBCP（事業継続計画）に特化したクラウドバックアップサービス『BitoB Backup』の販売を開始しました。これは、株式会社BitoBが提供するもので、中小企業が抱えるBCP対策の課題に対する解決策となることが期待されています。

BCP対策の必要性

近年、企業が自然災害やさまざまなトラブルに直面することが増えています。しかし、調査によると中小企業はBCP策定が大企業に比べ遅れており、策定率は大企業が37.1％に対し、中小企業はわずか16.5％にとどまっています。この差は、中小企業の経営基盤の弱さからくるもので、もし災害が発生した場合には、倒産リスクが高まる可能性があるため、迅速な対応が求められています。

クラウドバックアップのメリット

一般的には、自社サーバにデータを保存するオンプレミスのバックアップが行われていますが、災害による故障や破損の危険性があります。そのため、ネットワークを介してデータを保管できるクラウドバックアップが注目されています。クラウドバックアップを導入することで、災害時でも迅速にデータの復旧が可能となり、事業の継続性を維持できるのです。さらに、ランサムウェアによるデータ損失を防ぐ効果もあり、中小企業においては特に頼りにされるサービスと言えるでしょう。

BitoB Backupの特長

『BitoB Backup』は、BitoBが独自開発した「Wasabiプロビジョニングコンソール」を利用し、Wasabi Hot Cloud Storage との連携を特徴としています。これにより、S3対応のNASやWindows、Linuxサーバに保存されているデータを直接ファイルバックアップすることが可能です。また、手軽に設定ができる点も大きな魅力で、必要な情報を入力するだけで、エンドユーザーのアカウントやポリシー設定が完了します。

コスト面とサポート体制

中小企業は限られた予算でBCP対策に挑む必要がありますが、BitoB Backupは導入コストを抑えつつ必要な機能を提供しています。例えば、Qnapサーバプランでは、1TBの基本月額料金が3,500円（税別）と非常にリーズナブルです。また、導入時の初期設定もサポートが充実しており、顧客企業は容易にバックアップ環境を構築することができます。サポート料金は9,000円（税別）で、訪問による設定サポートも用意されています。