ハン・ガンの絵本
2025-09-30 10:32:38

ハン・ガン初の絵本『かみなりせんにょと いなづませんにょ』が登場

ハン・ガン初の絵本『かみなりせんにょと いなづませんにょ』が登場



2025年10月1日、株式会社小峰書店から韓国のノーベル文学賞作家ハン・ガンによる唯一の絵本『かみなりせんにょと いなづませんにょ』が全国の書店で発売されます。この絵本は、ハン・ガン氏が子どもたちのために書いたもので、チン・テラムがイラストを担当しています。

物語の概要



この作品は、雲を作る仕事をしている二人の小さな仙女の日常と冒険を描いています。彼女たちは、雲を作るという退屈な毎日から脱出し、新しい世界を探す旅へと出発します。外の世界への興味から始まるこの物語は、子どもたちにとっての夢と冒険を象徴しています。

物語の冒頭では、仙女たちが空の国でさまざまな種類の雲を作っている様子が描かれています。しかし、楽しさの中にも退屈を感じる彼女たちの心情が表現されています。ある日、彼女たちは秘密裏に外へ抜け出そうと決心しますが、大人の仙女によって連れ戻されてしまいます。

その後、おばあちゃん仙女との会話を通じて、彼女たちは「もっとおもしろいことがしたい」という気持ちを伝えます。最後には、おばあちゃんが彼女たちに特別なものを渡し、旅立つことになるのです。この物語は、雷や稲妻に怯える子どもたちに安心感を与え、また、冒険への期待を抱かせる内容となっています。

ハン・ガンのプロフィール



ハン・ガン氏は1970年に生まれ、1993年から文筆活動を開始しました。その後、『菜食主義者』や『ギリシャ語の時間』、そして『別れを告げない』など、数々の著作を発表し、多くの文学賞を受賞。2024年にはノーベル文学賞を授与され、韓国文学を世界に広めています。彼女の新たな作品は、絵本という新たなジャンルにおいても子どもたちに大きな影響を与えることでしょう。

斎藤真理子の翻訳



この絵本の翻訳を手がけたのは、数多くの韓国文学作品を日本語に訳してきた斎藤真理子氏です。彼女の手によって、ハン・ガン氏の作品が分かりやすく、楽しさ溢れる形で日本の読者に届けられます。

K-BOOKフェスティバル2025の開催



また、2025年11月22日と23日の2日間、東京で開催されるK-BOOKフェスティバル2025では、小峰書店が出店を予定しています。このイベントでは、ハン・ガンの絵本だけでなく、彼女が翻訳を手がけた絵本『おじいちゃんのたびじたく』や、韓国の物語をテーマにした作品も販売される予定です。

この絵本が、子どもたちに夢の世界と冒険を届ける一冊となることを期待しています。皆さんもぜひ手に取って、新しい気持ちで物語を楽しんでみてください。


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会社情報

会社名
株式会社小峰書店
住所
東京都新宿区市谷台町4-15
電話番号
03-3357-3521

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