次世代シーケンサーで腸内フローラを解析する新サービス

自分の腸内フローラを知りたいあなたへ

腸内フローラに対する関心が高まっている現代、私たちは自身の腸内環境を知り、それを改善したいと考える方が多いことでしょう。2015年に放送されたNHKスペシャル「腸内フローラ解明！驚異の細菌パワー」により、その興味はさらに広がりました。しかし、腸内フローラが持つ様々な要素を知るためには、従来の方法では難しい部分がありました。

新たな試み

そこで、より詳細な分析が可能な次世代シーケンサーを用いた腸内環境検査「フローラチェックNGS」が開発されました。このサービスは2017年4月1日からスタートし、ユーザーが自分の腸内フローラの状態を明確に把握できるようになります。

「フローラチェックNGS」では、対象となるサンプルから得られたDNAを解析し、どのような細菌が存在するのかを高精度で分類します。通常、健常な成人では菌が約100種類以上検出され、その結果をもとに善玉菌、悪玉菌、中間菌といった具体的な情報とグラフの形でユーザーに提供します。

検査の流れ

検査は非常に簡単で、自宅で行うことができます。採便ブラシとシートが同封されたキットを用意し、便を採取後に郵送するだけで完了です。約6週間後には詳細な結果報告書が手元に届きます。

この報告書には、例えばビフィズス菌や乳酸菌群、バクテロイデス菌群、クロストリジウム菌群などの詳細なデータが含まれ、正確な菌の割合をグラフにて確認することもできます。さらに、腸内フローラが健康に与える影響や、肥満タイプの判断など、日常生活に活かせる情報も満載です。