名古屋駅西エリアでの訪日観光客誘致に向けたプロジェクトが始動

名古屋駅西地域を魅力的な観光地へ

名古屋市中村区に本社を置くトガル株式会社は、金城学院大学とタッグを組み、名古屋駅西エリアを訪日観光客に広くアピールする新たなプロジェクトに着手しました。この取り組みは、地域メディア「駅西さんぽ」を運営するトガルと大学の学生による現地調査や情報発信を通じて、駅西地区の国際的な魅力を高め、観光客誘致を目指します。

プロジェクトの背景

名古屋駅西エリアは、リニア中央新幹線の新駅開業を控えつつ、古き良き個人商店が点在する魅力豊かな地域です。しかし、現状では訪日観光客の大半が名古屋駅東側に集中しており、駅西の持つ魅力がなかなか伝わっていないのが現実です。こうした状況を踏まえ、地域に根ざした企業と大学が協働することで、駅西の観光資源を最大限に活かし、その魅力を広く発信することが求められています。

学生による街の魅力探求

プロジェクトの一環として、金城学院大学の学生たちは、駅西エリアで実際に店舗や文化資源を調査し、「外国人観光客に響くスポットはどこか」「どのように情報を伝えれば関心を引くことができるか」というテーマのもと、詳細なヒアリングやSNS投稿の分析を行います。これにより、学生自身の実践的な学びが促進され、同時に地域活性化の新たなモデルを形成します。

具体的な調査活動

このプロジェクトでは、学生たちが実際に駅西にある宿泊施設を訪れ、その現場でヒアリング調査を実施しました。得られた情報を基に、英語対応のグルメマップの制作も視野に入れられています。トガル株式会社は、地域のSNS運営や観光向けデジタル施策において豊富な経験を持ち、学生の調査活動に対するバックアップを行います。金城学院大学は、外国人目線での地域の魅力発掘に貢献し、プロジェクトの成功に寄与します。