未経験からITエンジニアへ！Ms.Engineerとpaizaが共に創る未来の女性キャリア

最近の日本において、IT業界で働く女性の割合は急激に増加しています。この背景には、女性IT人材育成の重要性を認識した企業や団体の取り組みが影響していることが挙げられます。その一環として、女性のIT人材育成を手がけるMs.Engineer株式会社が、ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza」を運営するpaiza株式会社と業務提携を結びました。この提携は、女性がライフステージに関わらず活躍し続けられる社会への第一歩となるでしょう。

業務提携の背景

Ms.Engineerは、賃金格差の解消を目指し、女性AI・IT人材の育成に力を入れてきました。特に注目すべきは、未経験者でも短期間でIT人材に育てるオンラインブートキャンププログラムです。このプログラムは、8ヶ月で卒業生の95%がプログラミングスキルを習得し、90%以上が就職に成功しています。受講者の平均年収は484万円と、日本女性の平均を大きく上回る結果を出しており、既に500名以上の卒業生を輩出しています。これにより、地方在住の多くの女性が経済的自立を実現しつつあります。また、彼女たちを基にしたニアショア型のリモート開発チーム「DAIVE」を設立し、全国規模でのAI開発を進めています。

一方、paizaは、女性エンジニアとしてのキャリア形成に貢献する数々の調査データを示しています。例えば、paiza経由で転職した未経験女性エンジニアの数は、2022年から2023年にかけて約1.5倍に増加し、2024年にはさらに倍増する見込みです。、両社の提携がこれを加速させることは確実でしょう。

提携の具体的な取り組み

この提携により、Ms.Engineerはキャリア支援プログラムやコミュニティの運営を強化し、女性のキャリア形成をより一層サポートします。具体的には、paizaのプログラミング学習ツール「paizaラーニング」と転職支援サービス、「paiza転職」「paiza転職エージェント」、および「EN:TRY」を通じて、ITエンジニア未経験者や地方在住者に対して多くの就業機会を提供します。

この提携は、両社の強みを組み合わせることで、より多くの女性がITエンジニアとして活動できる環境を整えるだけでなく、日本のIT人材不足の解消にも貢献します。また、技術の進化とともに深刻化しているIT業界の人材不足に対応するためにも、非常に重要なステップであると評価されています。

代表者のコメント

paizaの代表である館康人氏は、「強力な実績を持つMs.Engineerと提携できることを非常に嬉しく思います。IT業界での女性の活躍は、社会全体のIT人材不足を解消するための重要な要素です。この提携が、未経験女性ITエンジニアに安心して学び、キャリアを築くための大きな一歩になると期待しています」とコメントしています。

一方、Ms.Engineerのやまざきひとみ社長も、「paiza様の確かな基盤と私たちの育成ノウハウの融合により、女性が経済的に自立し、活躍する環境を作り出せることを確信しています」と述べています。

未来への展望

この提携は特に、IT業界での女性のキャリア進展だけでなく、賃金格差やIT人材不足に対しても大きな影響を与えると期待されています。情報技術の進化に伴い、今後ますます多様な人材が求められる中、両社は共同で女性の新たな可能性を引き出し、キャリア支援のエコシステムを構築していくことでしょう。社会全体のIT産業を支えるためにも、両社のさらなる発展と活動に注目が集まります。

Ms.Engineerの公式サイト
paizaの公式サイト