視覚障がい者のためのAIデバイス「オーカムマイアイ」が渋谷で体験可能に

視覚障がい者のための新しい希望、「オーカムマイアイ」

今年9月、渋谷ヒカリエで開催される『超福祉展』に、イスラエルのOrCam Technologiesが製造した画期的なAIデバイス「オーカムマイアイ2」が出展されます。このデバイスは、視覚障がい者の日常生活をより豊かにするための優れた機能を備えています。多くの来場者がこのデバイスを体験できる絶好の機会です。

AI視覚支援デバイスとは？

「オーカムマイアイ2」は、ユーザーが装着することで視覚的な情報を音声で提供するウェアラブルデバイスです。内蔵されたカメラが周囲の情報をキャッチし、文字、顔、物体の識別が可能です。たとえば、インターネットのサイトや新聞、雑誌の内容を読み上げる機能のほか、駅や看板の情報、スーパーマーケットの食品表示など、あらゆる視覚情報を音声として聞くことができます。

このデバイスを使用することで、視覚障がいを持った方でも自立した生活を送れるよう、品質・クオリティ・オブ・ライフが大幅に向上するのです。例えば、事前に登録した人物の顔を認識し、その名前を音声で読み上げる機能は、家族や友人とのコミュニケーションをよりスムーズにしてくれます。

超福祉展の概要とイノベーション

『超福祉展』は、特定非営利活動法人ピープルデザイン研究所が主催し、障がいやLGBT、外国人など、さまざまな個性が共存する社会を目指して展開されているイベントです。この展覧会では、従来の福祉の枠を超えたアイディアやデザイン、最新技術を体験することができます。

2019年の開催は6年目を迎え、多種多様なシンポジウムやセッションも予定されています。今回のオーカムの展示が、視覚障がい者に新たな希望となることを目指しています。「オーカムマイアイ2」に触れることで、実際にそのインパクトを感じていただけるでしょう。