岐阜県飛騨市発!10代の「モヤモヤ」を解消する思春期健診「ヒダ×10代ケンシン」がスタート!
岐阜県飛騨市では、2023年より、11歳から18歳の思春期の子どもたちの心身の健康をサポートする「ヒダ×10代ケンシン」を開始しました。これは、社会に出る前の思春期に、自身の特性や自己理解を深めることで、将来の進路選択や社会生活に役立つという考えに基づいています。
なぜ思春期の健診が重要なの?
思春期は、身体的・精神的な成長が著しい一方で、不安定な時期でもあります。発達途上の脳の影響で、感情の制御や将来への見通しを立てるのが難しく、学業や人間関係、将来への不安など、様々な悩みを抱えがちです。
さらに、現代社会では、子どもと大人の境界線が曖昧になり、自立や社会への責任など、複雑な課題に直面する時間が長くなっています。
こうした状況から、世界的に思春期の精神・行動の問題が増加傾向にあると言われています。日本では、10代の病院受診理由のトップが「精神・行動の問題」であるというデータも出ています。
「ヒダ×10代ケンシン」で何が出来るの?
「ヒダ×10代ケンシン」は、思春期の専門医が、10代の心身の健康状態を把握し、悩みや不安に寄り添うことで、少しでも楽になる方法を一緒に探していく健診です。
主な内容
1対1の面談: 子どもたちの言葉に耳を傾け、安心して相談できる環境を提供します。
身体診察: 必要に応じて身体的な健康状態もチェックします。
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健康に関するアドバイス: 相談内容に基づいて、具体的なアドバイスや情報提供を行います。
「ヒダ×10代ケンシン」は、子どもたちの未来を守るための取り組みです
「ヒダ×10代ケンシン」は、思春期の子どもたちが健やかに成長するためのサポートとして、飛騨市が力を入れて取り組んでいます。
10代のうちに心身の健康状態を把握し、適切なアドバイスを受けることで、将来の精神疾患や生活習慣病のリスクを減らすことが期待できます。また、自分自身について理解を深め、将来の進路選択や社会生活に役立つ力を育むことができるでしょう。
「ヒダ×10代ケンシン」は、飛騨市から全国へ
飛騨市での試行錯誤を通じて、この取り組みが全国に広がり、日本の10代の心身の健康をより良くする一助となることを目指しています。
ぜひ「ヒダ×10代ケンシン」をご活用ください。
詳細・予約はこちら
飛騨市役所ホームページ:
https://www.city.hida.gifu.jp/
お問い合わせ先
飛騨市地域生活安心支援センターふらっと+(ぷらす)
担当:中切
電話:0577-54-0702(平日9:00~12:00/13:00~16:00)