フードデリバリーサービス「Chompy」が正式にスタート
フードデリバリーサービス「Chompy(チョンピー)」が、2020年からのオープンβ版を経て、この度正式にリリースされました。運営を行う株式会社シン(SYN, Inc.)は、ユーザーが1時間前に注文するだけで、複数店舗からの昼食や夕食を送料無料で楽しめる「らくとく便」を始めることを発表しました。この新サービスは、特定地域に限定されるものの、現在の日本の食生活をよりスムーズにする役割を果たすことが期待されています。
Chompyの魅力
多彩な飲食店の特長
Chompyの最大の特徴は、渋谷駅から3kmの範囲内にある多様な飲食店の料理を楽しめる点です。これらの店舗は、一般的な大手チェーン店に加えて、個店や高級店、SNSで話題の商品など、食へのこだわりが強いお店ばかり。ユーザーは選択肢が増えることで、様々な料理を気軽に楽しむことができます。
配達の質
また、Chompyは、経験豊富な配達員が迅速かつ丁寧に料理を届けることを重視しています。さらに、アプリを介した双方向のカスタマーサポートによって、ユーザーからのフィードバックにも応じる体制が整っています。これにより、ユーザーがより満足できるサービスを提供できる環境が整っています。
「らくとく便」について
「らくとく便」では、午前と午後の2つの時間帯において、各々の時間までに注文を行えば、送料無料で料理を配達してもらえるという制度です。
- - 昼食: 注文締切は10:59まで、配達は12:00~12:30
- - 夕食: 注文締切は17:59まで、配達は19:00~19:30
このサービスの流れは、あらかじめ決められた時間に、指定エリア内の多くの店舗からの注文をまとめて集約し、効率良く配達する「ハブアンドスポーク方式」を採用しています。これにより、複数人が共同でランチやディナーを楽しむ際にも最適です。
店舗エンパワーメントとサステナビリティの実現
Chompyは、ユーザー体験(UX)を向上させるべく、店舗の魅力をしっかり伝えるための工夫を随所に取り入れています。店舗登録時には、業者からのアドバイスやシズル感を感じられる写真撮影のサポートも提供され、飲食店それぞれの特色を活かしたプラットフォームが実現されています。
また、Chompyはサステナブルな運営を目指し、配達を効率化するために「グループ注文」機能も設けています。これにより、ユーザーは家族や友人と一緒に利用しやすくなり、送料を無料にすることができるのです。
資金調達と今後の展望
Chompyは、ANRI、Coral Capital、DCM Venturesなどから合計6.5億円の資金調達を行ったばかりで、この資金を活用してサービスエリアの拡大や、さらに多様な飲食体験の提供を目指します。特にエンジニアの採用を進め、組織の強化を図っているとのことです。
Chompyは、日本国内において新たなフードデリバリーのスタンダードを作るべく、これからも進化を続けて行くことでしょう。
会社情報
- - 会社名: 株式会社シン / SYN, Inc.
- - 本社: 東京都目黒区青葉台3-18-3 THE WORKS 201
- - 設立: 2019年6月26日
- - 事業内容: フードデリバリーサービス「Chompy」の企画・開発・運営