新電元工業のEV充電器がEneliverサービスに対応
新電元工業株式会社は、同社のEV充電器製品がEneliver株式会社のOCPPサーバーと連携できるようになることを発表しました。この連携により、より多様な充電サービスの実現が期待されており、充電環境の進化が進みそうです。
対応する充電器モデル
新電元工業の充電器には、次の4つのモデルがあります。
1. 6kW見えない普通充電器 PM-CS09シリーズ
2. 50kW急速充電器 SDQC2F50シリーズ
3. 90kW急速充電器 SDQC2F90シリーズ
4. 150kW急速充電器 SDQC2F150シリーズ
これらの製品は、普通充電器と急速充電器の両方を共通の充電サービスで接続可能です。これにより、ユーザーは容量に応じて最適な選択ができるだけでなく、導入設置や運用管理の自由度も大幅に向上します。
Eneliverサービスの特徴
Eneliverサービスは、決済認証サービスに加え、遠隔での監視や制御、スケジュール運用、さらにはクーポン発行など、多彩な機能を持っています。これらの機能は、導入する事業者のニーズに応じてカスタマイズすることができ、より効率的な運営が可能です。
さらに、Eneliverはホワイトラベル形式での再販にも対応しており、自社ブランドで充電サービスを展開したい事業者にとっても魅力的な選択肢となります。
サービス提供は2024年9月から開始される予定です。
新電元工業の充電器のメリット
新電元工業のEV充電器は、公共インフラとしての品質を備え、国内で10年以上の導入実績を持っています。特に急速充電器は、すべてのラインナップがユニバーサルデザイン設計されており、車いすユーザーにも配慮されています。また、全国102拠点のサポート体制もあるため、安心して利用することができます。
さらに、6kWの「見せない普通充電器」は設置の自由度が高くあり、コストを重視した簡易設置もしやすい設計になっています。高級ブランド施設のデザイン要素を取り入れることもできるなど、幅広いニーズに対応可能です。また、最大10台の充電器をLTEモバイル回線1契約で接続できるため、OCPPサーバーとの連携も好相性です。
充電サービスの未来
Eneliver株式会社が提供する充電サービスは、決済認証だけでなく、エネルギーマネジメントや料金設定、クーポン発行といった多様な機能を備えています。これにより、充電インフラを効率的に管理し、運営することが可能です。また、自社ブランドでのサービスを展開したい事業者にとっても、柔軟に対応できる点も魅力です。
新電元工業は、創立1949年のパワーエレクトロニクスメーカーとして、EV市場に対する貢献を進めています。特に90kWや150kWクラスの急速充電器をいち早く提供しており、最新のEV充電体験に対応したシステム開発に力を入れています。今後も、顧客の声に耳を傾け、多彩な充電サービスへの対応を進めていくものでしょう。
お問い合わせ
製品に関する詳細な情報やお問い合わせは、新電元工業株式会社マーケティング部販売促進課までお願いいたします。お問い合わせフォームも用意されているので、さらなる情報が必要な方はお気軽にアクセスしてください。