『チャリチャリ』が福岡市の事業者に選定
シェアサイクルサービス『チャリチャリ』を運営するチャリチャリ株式会社は、2025年4月から2031年3月までの期間、福岡市による「福岡シェアサイクル事業」の優先事業者に選定されました。これは、福岡におけるシェアサイクルサービスの成長と発展にとって重要な一歩です。
シェアサイクルサービスの発展と成果
『チャリチャリ』は2018年から実施された「福岡スマートシェアサイクル実証実験」以来、福岡市との連携を強化し、2020年からは拡大した共同事業に取り組んできました。この間、多くの市民に利用され、目的地までのスムーズな移動手段としての認識が広まりました。
利用実績の向上だけでなく、交通渋滞の緩和や自転車放置問題への対策としても一定の効果が見られています。市内の移動手段としての定着を果たし、地域の公共交通システムに貢献していることが評価され、この度の優先事業者選定に至りました。
新たな事業のスタート
2025年度からの新たな事業は、7年にわたる経験を生かしつつ、地域の声に耳を傾けながら進められます。チャリチャリは今後も市民、市役所、地域企業と協力し、福岡における新しい公共交通の形を実現することを目指しています。具体的なサービス内容やエリアの拡張については、今後公式に発表される予定です。
チャリチャリの特徴
『チャリチャリ』は、便利なスマホアプリを使い、赤い自転車の鍵を簡単に開けて利用できます。基本料金は1分7円、電動アシスト自転車は1分17円で、いつでも手軽に利用できるよう工夫されています。福岡では2018年2月からサービスを開始し、累計3000万回以上の利用を誇っています。
このサービスは、福岡市だけでなく、名古屋市や東京都、熊本市などの9つのエリアで展開されており、特に「ちょっとそこまで」の日常的な移動に多くの方々に利用されています。
ポートの新提供
チャリチャリでは、利用されていないスペースをポートとして提供する新しい取り組みも行っています。店舗やオフィスの駐車場など、未活用の場所をシェアサイクルのポートとして活用することで、新たな価値の創造を目指しています。自転車5台以上の小さなスペースから設置可能で、地域の活性化に寄与することを目指しています。
今後も地域とともに成長し続ける『チャリチャリ』に期待が高まります。