大牟田市の地域おこし協力隊採用、シビレ社と連携して進化する観光促進

大牟田市の新しい挑戦

大牟田市が直面している人口減少や高齢化といった困難に立ち向かうため、同市の産業経済部観光おもてなし課は、シビレ株式会社と手を組み、「人の顔が見える観光」をテーマにした地域おこし協力隊の採用業務を共同で進めることになりました。

シビレ株式会社は、東京都中央区を拠点にした企業で、地域活性化に力を入れており、その取り組みの一環として、大牟田市の観光振興にも貢献しています。この協力関係では、単に求人を出して選考を行うのではなく、応募者が大牟田市の地域の人々との交流を重視する場を設けています。

応募者と地域の関わりを深める取り組み

今回の採用活動では、選考プロセスが“関係人口づくり”として捉えられています。応募者は面談やオフラインイベントを通じて大牟田市の「人」と直接接触し、「顔が見える関係」を築くことができます。このプロセスを通じて、採用候補者だけでなく、地域に関わる全ての人が大牟田市との新しいつながりを得ることを目指しています。

特に注目されるのは、2025年11月21日（金）に東京で行われるオフラインイベントです。このイベントでは、市の担当者や地域のプレイヤーが集まり、興味のある方々と直接対話することで、地域の魅力や雰囲気を体感できる機会が設けられています。通常の採用活動とは異なり、ただ単に人材を選ぶのではなく、人を通じて地域の魅力を発信することを重視しています。

シビレ株式会社の思い

シビレ株式会社の代表取締役である鈴木翠氏は、「人を通じて地域の魅力を発信すること」を重要視しており、今回の大牟田市の挑戦に共鳴しています。企業として、採用活動の成功を目指すだけでなく、地域への関心を高め関係人口の拡大を同時に実現することがこのプロジェクトの狙いです。

地域資源を活かした観光振興の取り組みは、大牟田市にとって新たな希望となることでしょう。今後もシビレ株式会社は、自治体や地域事業者と協力し、都市と地域をつなぐ架け橋となりながら事業を推進していく考えです。