株式会社GREENCOLLARは、一般社団法人Japan Education Labと連携し、首都圏の高校生を対象にしたスタディツアーを開始しました。この取り組みは、学生に農業の栽培現場だけでなく、企業型農業におけるさまざまな業務内容(経営、広報・PRおよび販路開拓等)を学ぶ機会を提供し、将来的な職業選択の幅を広げることを目的としています。
スタディツアーの概要
本スタディツアーは、自主的に応募した12名の高校生を対象に、今年の5月から約半年間の期間中に計6回実施されます。場所は山梨県北杜市にあるGREENCOLLARのぶどう農園で、ここでの実務体験や座学、農業が抱える課題解決に向けたワークショップを通じて活発な学びが期待されています。
参加者には、農業に対する新しい視点を持ってもらい、将来的に職業選択の一つとして農業が選ばれることを目指しています。参加者たちは、GREENCOLLARの“極旬”と称される高品質な生食用ぶどうの栽培方法を学び、その背景にある事業戦略や経営理念についても理解を深めます。
計画と目的
このスタディツアーが意味することは、自らのキャリア選択において農業が一つの選択肢となり、より多くの若者が農業の現場へ興味を持つきっかけになることです。一般社団法人Japan Education Labの代表理事、古谷龍二氏は「高校生たちは、GREENCOLLARの多様な事業展開を通じて、グローバルな視点を持つことの重要性を学んでもらいたい」と述べています。
初回スタディツアーの開催結果
最初のスタディツアーは5月25日に実施され、参加者たちは午前中に事業内容や経営戦略についての説明を受け、その後、Japan Education Labによるワークショップで相互理解を深めました。午後は、農園でのぶどう栽培に実際に取り組むことで、実務体験を通じて多くの学びがあったようです。
参加者の中には、「育てる過程を体験できたことが楽しかった」、「社員の熱意に感動した」、「自然に囲まれて作業することの楽しさを知れた」といった前向きな意見が寄せられ、満足度が非常に高い結果につながりました。NPS(ネット・プロモーター・スコア)は88を記録し、全員がこの経験を他の人に勧めたいと回答しています。
GREENCOLLARのビジョン
GREENCOLLARは、日本とニュージーランドで農業を通じたビジネスモデルを展開し、栽培と販売において新たな価値を創出しています。これにより、人々が自然とより豊かな関係を築ける生活様式を提案し、農業の多様性を強調しています。今後の活動を通じて、スタディツアー参加者がさらに多くの知識と経験を得られるよう、GREENCOLLARは取り組んでいく姿勢を示しています。
高校生たちがこのスタディツアーを通じて、農業に対する理解を深め、一歩踏み出す勇気を持ってくれることを期待しています。