2024年スマホゲームヒットタイトルのオフラインイベント実施状況

株式会社スパイスマートが発表した最新の調査結果によると、2024年のスマホゲーム年間平均セールスランキングでトップ100に入るタイトルのうち、48タイトルがオフラインイベントを実施していることが分かりました。このイベントの実施率は、前年の調査結果を大きく上回り、特にトップ20タイトルに関しては、実施率が75%に達しています。

調査概要

スパイスマートの調査は、2023年6月から2025年5月末にかけて行われたもので、対象は年間平均セールスランキングのトップ100タイトルです。調査内容には、オフラインイベントの実施有無、イベント名、日時、会場、費用、参加条件など、基本情報が含まれています。特に、ファン交流や感謝祭など、エンゲージメントを強化することを目的とした単独イベントが中心です。

近年のオフラインイベントの動向

近年、特に人気の高いスマホゲームに関しては、ファンとのリアルな接触を重視する傾向が強まっています。これにより、ユーザーのエンゲージメントを高める新たなイベント形式が注目を集めています。たとえば、『崩壊：スターレイル』のカーニバルや、『雀魂』の縁日イベントといったテーマに基づいた演出が一つのトレンドとして見受けられます。これらのイベントでは、音楽の演出やテーマに沿った展示物、物販スペース、フォトスポットなどが用意され、参加者はゲームの世界観をより一層体験できる設計がされています。

ユーザーへの参加機会拡大

さらに、最近では有料イベントにおいても、ライブビューイングやネット配信が一般的になってきました。展示型や位置情報型に限らず、多くのイベントでYouTubeなどを通じた生中継が行われており、現地に足を運べないユーザーにも参加のチャンスが提供されています。これにより、ファンは様々な形でコンテンツに触れられるようになり、より多くの人々がゲームの魅力を体感できるようになっています。

スパイスマートについて

株式会社スパイスマートは、スマホゲーム市場に特化した調査や分析を行っており、また、日本発のIP作品ライセンスを用いたビジネス支援を展開しています。調査レポートは、グローバル市場向けに行われており、特に日本、東アジアに焦点を当てた内容が中心です。企業向けには、運営ソリューション『LIVEOPSIS』を提供し、最新の分析データを活用した郊外ビジネス構築をサポートしています。