みんな集まれ！三重県多気町で発酵の魅力を体験するイベント「VISON発酵祭」

【発酵ツーリズム東海】がいよいよ盛り上がりを見せています。東海地方の食文化の中でも特に注目されるのが、三重県多気町。その中でも特に注目を浴びるイベントが、国立公園に指定された大自然の中に位置する、日本最大級の商業リゾート「VISON」で行われる「VISON発酵祭」です。このイベントは、6月28日（土）と29日（日）の二日間で開催され、五感を通じて発酵の魅力を体験できる貴重な機会です。

「発酵祭」では、三重県の豊かな食材と、こだわりの発酵食品を使用した様々なプログラムが用意されています。その魅力は、何と言っても「味わう」こと。例えば、初日の夜には特別感あふれる美食イベント「三重の発酵美食夜会」が開催されます。著名な料理人、奥田政行氏と発酵デザイナーの小倉ヒラク氏によるコラボレーションで、三重の旬の食材を使った絶品ビュッフェと愉快なトークセッションが楽しめるのです。

料理内容も本当に贅沢で、白酢や赤酢を使ったお寿司や、厳選された地元の肉や魚を活かした料理の数々が並びます。また、小倉氏による「食と発酵」についての解説も、味わいと共に楽しむことができ、参加者はまさに至福の時を過ごすことができるでしょう。

二日目のメインイベントは「発酵ワングランプリ」。これはVISON内の6店舗が自家製の発酵調味料を駆使して作り出した冷やし麺の腕を競う、様々な料理を楽しむことができるコンペティションです。審査員には奥田氏や小倉氏が名を連ね、一般の訪問者もその様子を見学することができます。各店舗が個性的なアプローチを持ち寄り、工夫を凝らした発酵をテーマにした料理を披露しますので、見るだけでなく、味わう楽しみもあります。こちらの参加は無料ですが、まずは顔を出して、熱い戦いを見届けるのも一興です。

また「発酵マルシェ」として、様々なワークショップが展開されます。地元の発酵調味料を作る体験から、塩麹や醤油こうじ作りの実践ができます。講師には小倉氏が登場し、その魅力を直接伝授してくれる貴重な機会となります。参加すれば、家庭でも簡単にできる発酵食品のレシピを楽しめるでしょう。

この「VISON発酵祭」は、ただ食べるだけでなく、その背後にある食文化や歴史を知り、学ぶ場でもあります。三重は伊勢神宮をはじめ、日本のスピリチュアルな文化が根付く土地です。そこでの発酵は、ただの技術ではなく、地域の人々の生活文化そのもの。このイベントを通して、訪れる人々が感じられるのは、三重の発酵文化の奥深さとその魅力の数々。家族や友人とぜひ訪れて、心ゆくまで楽しんでほしいです。