ナブテスコが提供する新しいAGV技術が清水建設へ
ナブテスコ株式会社のAGVおよびAMR向けの駆動ユニット『RVWシリーズ』が、清水建設株式会社の新たに開発された『ステージ足場移動台車』に採用されることが決まりました。これにより、従来の建設現場での足場の組み立てや解体作業が大幅に効率化されることが期待されています。
従来の建設現場の課題
建築現場では、足場を使用する際にその都度組み立てや解体を行わなければならず、労力や時間が大きな負担となっていました。この手間が省かれることで、作業の進行がスムーズになり、業務効率が向上します。特に、近年の人手不足や安全対策の重要性が増している中で、この問題を解決することが求められています。
ステージ足場移動台車の特徴
清水建設が開発した『ステージ足場移動台車』は、最大荷重3トンに対応しており、作業エリア内で自在に移動できることが特長です。この台車は、一度設置されれば解体をせずに使用できるため、効率的な作業が可能になります。特に、足場を移動させる際の手間を大幅に減少させることができ、建設業の効率的な運営に寄与します。
RVWシリーズの技術的特徴
ナブテスコが提供する『RVWシリーズ』は、精密減速機RV™を組み込んだインホイール構造を採用しています。この設計により、台車の内部スペースを有効に活用しながらも、簡単に導入できるように工夫されています。また、全方向に移動できるメカナムホイールを使用することで、さまざまな方向への正確な位置決めが実現されます。
さらなる展開
今回の採用を契機として、ナブテスコは独創的なモーションコントロール技術に基づくソリューションの提供を拡充し、建設業界における省人化や時間短縮の取り組みを進めていく考えです。今後、この技術がどのように広がっていくのかが注目されています。
展示会情報
さらに、ナブテスコは2024年に開催される『国際物流総合展2024』に出展し、AGV/AMR向け駆動ユニット『RVWシリーズ』の紹介動画を公開するとのことです。詳細についてはナブテスコの公式サイトで確認できます。
このように、ナブテスコの新しいAGV技術は、清水建設の移動台車において革新をもたらし、建設業界の未来に向けた重要な一歩となることでしょう。