熱中症対策義務化が企業に求める新たな行動
昨今、熱中症への対応が企業にとって不可欠な課題となっています。特に、近年では熱中症の発生件数が急増し、その対策が義務化されることが決まりました。「水や塩を渡せば安心」という時代は終息を迎え、企業はより具体的な対策を求められています。このような背景のもと、一般社団法人クレア人財育英協会は2025年6月21日(土)に、「令和7年6月1日からの熱中症対策義務化」に関連する実務セミナーを開催します。
セミナーの概要
このセミナーでは、ハラスメント対策資格である「雇用クリーンプランナー」の講師を務める小野純氏が登壇し、企業の現場担当者向けの具体的な対策を解説します。
開催日時
- - 日付: 2025年6月21日(土)
- - 時間: 12:00〜13:00
- - 主催: 一般社団法人クレア人財育英協会
- - 場所: 千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町本社ビル6F
講師紹介
小野純氏は、特定社会保険労務士として企業や医療機関、教育施設などで400回以上の研修を実施してきた経験を持ちます。特に、「現場での実践」が重要視される研修スタイルが高く評価されています。
熱中症対策が義務化される背景
法改正によりすべての企業が熱中症対策を実施することが求められます。この10年で熱中症の発生件数はほぼ2倍に増加しており、令和2年から5年までに発生した死亡事故のうち、100件が「発見の遅れ」や「初期対応の不備」によるものであるという事実は、企業が迅速な対応を必要とすることを証明しています。
セミナーの内容
このセミナーでは、以下のポイントが特に焦点を当てられています:
1.
WBGT(暑さ指数)と作業中止基準の理解: 暑さ指数に基づいた事業運営の中止基準の見極め方を学ぶことができます。
2.
重症度別の見極めと対応: めまいや倦怠感から意識障害に至るまでの重症度別の対処法について掘り下げます。
3.
初動マニュアルの作成: 会社に必要な初動マニュアルの策定とその周知方法を考えます。
4.
現場想定シートの利用: 屋外、倉庫、工場など環境別のリスクを把握し、「現場想定シート」の使い方を学びます。
5.
連絡体制の確立: 協力業者を含めた連絡体制と搬送ルートの事前設定が重要です。
6.
応急処置の工夫: ペットボトル水や冷却スプレーを使用した応急処置のアイデアを提供します。
7.
行動フローの明文化: 誰が何をどこまで行うのかを明確化し、訓練の必要性についても言及します。
このセミナーは、企業が熱中症に対して十分な備えを備えるための貴重な機会となることでしょう。多くの方々の参加をお待ちしております。
お問い合わせ先
参加希望の方や詳細に関するお問い合わせは、以下の連絡先にご連絡ください。
一般社団法人クレア人財育英協会事務局
担当:大田
TEL:03-6380-8095
MAIL:
[email protected]
Webサイト:
クレア人財育英協会