足場不要！効率的な高所天井点検が可能な新製品CQT3型

新製品「CQT3型」登場

株式会社ダイケンが新たに、高所天井向けの「CQT3型」天井点検口を2025年4月30日に発売する。この新製品は、足場を設置することなく、高所での天井裏点検作業を効率よく行うために設計されている。

特徴と利便性

「CQT3型」点検口は、平成27年4月1日に施行された改正建築基準法に基づく特定天井の定期調査のニーズに応えた製品である。特に、天井の高さが6ｍを超える場所では、3年以内に1回以上の調査が求められているため、その必要性が増している。この製品は、操作棒を用いて点検口の内枠が簡単に開閉でき、カメラを用いて天井裏を確認できるため、従来のように足場を設置する手間を省くことができる。

安全第一

この点検口は、安全性にも特に考慮されている。内枠の落下を防ぐための安全スプリングが標準装備されており、また、点検作業中の内枠の開放角度も調整可能だ。このデザインにより、内枠の浮き上がりを防ぎながら安全に作業を行うことができる。

製品の概要

- 製品名: 高所天井向け天井点検口
- 型式: CQT3型
- 外枠外寸法: 466㎜
- 規格色: シルバー
- 発売日: 2025年4月30日
- 価格: 62,300円（税抜）

この製品は全国での販売を予定しており、点検作業の効率化を実現するための重要な道具となるだろう。提供価格には消費税や運賃、工事費は含まれていないため、購入を検討する際には注意が必要だ。

ダイケンの歴史と今後

株式会社ダイケンは、1924年に大阪で創業し、以来多岐にわたる建築金物を製造している。特に点検口に関しては1963年からの実績があり、天井点検口だけでなく、床点検口、壁点検口、床下収納、フロア換気口など多様な製品ラインアップを持っている。ダイケンの強みは、その製品群の広さと便利用性であり、集合住宅や公共施設、商業施設への販売活動を強化している。

今後もダイケンは、家庭からパブリックスペースに至るまで、全ての分野で日本の住環境を向上させる製品を提供し続ける姿勢を崩さないだろう。一日でも早く、多くの施設でこの新しいCQT3型が導入され、点検作業の効率化が進むことを期待している。