脳科学に基づく英語トレーニングが進化！Gabbyの新ドリルが登場

Gabbyが脳科学を活用した新しいトレーニング方法を発表

株式会社ギャビーアカデミーは、東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授との共同で、アプリ「Gabby」における言語トレーニング方法である「Neuro-Language Training (NLT)」の機能追加を発表しました。この新しいトレーニングドリルは、言語生成能力や即応能力、音韻能力を育成するための3つの特徴を持っています。

文生成力トレーニング

最初の特徴は、文生成力を鍛えるトレーニングです。受講生は自然な文を生成しながら発話する力を身につけます。このプロセスでは、単語をつなげるのではなく、一つひとつの単語や句を付加しながら発話を行います。これを再帰性と呼び、脳の文法中枢によって構成されています。

即応能力トレーニング

第二の特徴は、即応能力を養うトレーニングです。英語情報に対する脳の瞬発力を高め、リアルタイムでのコミュニケーション能力を向上させることを目的としています。

音韻能力トレーニング

そして、第三の特徴である音韻能力トレーニングでは、発話のリズムや抑揚を身につけることに焦点を当てています。これにより、相手に自分の言いたいことをスムーズに伝える力が養われます。

共同研究の成果

今回の機能追加は、ノーム・チョムスキーが提唱する「普遍文法」に基づいた方法で開発されました。普遍文法とは、すべての言語に共通する文法的特徴を指し、これに基づくトレーニングは海外でも例がないと言われています。

酒井教授の研究によると、自然な会話では、脳は単語を並べるのではなく、文法を基に命令的に発話を生成していることがわかっており、この仕組みをトレーニングによって強化することができます。このような観点から、今回追加されたUG-based Conversion Questionsドリルが重要な役割を果たします。

トレーニング内容と導入方法

Gabbyを受講する生徒は、英語を教える資格を有するネイティブスピーカーのパーソナルコーチの指導の下でトレーニングを実施します。追加されたUG-based Conversion Questionsドリルは、複数のレベル（1から10）からなっており、個々の習熟度やニーズに応じたトレーニングプログラムを作成します。

これにより、受講生は他のドリルと組み合わせて、より効果的なトレーニングを受けることが可能です。