株式会社バカンが運営するトイレ広告メディア「アンベール」が、株式会社ポーラの産後ケアアプリ「ママニエール」の認知度向上を目的に、新たな広告配信を開始しました。
この取り組みは、産後のママを支援するための「産後リカバリープロジェクト」の一環として位置付けられており、主にオフィスビルや商業施設のトイレ個室内で動画広告が配信されます。
トイレ広告メディア「アンベール」の特徴
「アンベール」は、2020年末から本格的に展開を始め、都心部を中心に約12,000箇所で利用されています。このメディアは、トイレ個室というプライベートな空間を活かし、1対1での情報配信が可能です。このため、トイレ利用者は強い認知を得やすく、コンテンツの理解度も高いという特性があります。
特に、トイレ内での動画は利用時のみ再生され、観覧者の滞在時間に応じて内容が変わるなど、特許技術を用いて効果的に利用されています。実証実験では、約95%の認知率と70%の理解度を記録し、さらに興味関心の変化も58.9%に達しました。
ママニエールの特長
ポーラの提供する「ママニエール」は、産後の女性が健康で豊かな生活を送れるよう情報を提供するコンシェルジュアプリです。顔分析技術を活用して、産後の心身の状態を把握し、それに基づいたケアや育児情報を提案します。これにより、個々のニーズにマッチした情報を提供することが可能となっています。
また、アプリでは期間限定のクーポンも配信され、ユーザーにとっての利便性も高められています。特設サイトからのダウンロードも可能で、アプリの使用料は無料となっています。
プライベートな空間での情報発信
トイレというプライベート空間は、視覚的なノイズが少ないため、利用者が集中してメディアコンテンツに触れることができる理想的な環境です。広告での情報提供が強い印象を残すためにも、この手法には大きなメリットがあります。また、性別に応じた広告配信も可能で、より効果的なアプローチが実現されています。
これにより、トイレ広告を通じて、特にビジネスパーソンや育児中のママをターゲットにしたマーケティング施策が行われています。生活動線の中で新たな情報を提供するこの手法が、どれだけの効果を発揮するか、今後の展開に注目が集まります。
このように、株式会社バカンの「アンベール」と株式会社ポーラの「ママニエール」は、コラボレーションを通じて新たな形の情報発信を行い、ユーザーの生活に価値を提供し続けることを目指しています。