KAKEHASHIが提供する革新的な電子薬歴システム
医療スタートアップ「KAKEHASHI」は、革新的な電子薬歴システム「Musubi」に新機能を追加しました。これは、薬剤師が患者の服薬指導をより効果的に行えるよう設計されており、患者と薬剤師のコミュニケーションの質を向上させることを目指しています。
薬剤師の新たな役割
Musubiのプロダクトオーナーを務める永瀬彩夏薬剤師は、患者と信頼関係を築くことで、服薬指導がより効果的になると語ります。「薬剤師による継続的な服薬指導は、患者が薬を安全に使用し、その効果を最大化するために必要不可欠です。患者の生活背景を深く理解し、より良い指導ができるような仕組みが求められています。」と述べました。
新機能では、前回の指導内容が自動で表示される仕組みが追加され、薬剤師は患者と共に前回の内容を確認することができるようになりました。これにより、過去の指導を振り返りながら、新たな指導を行うことが可能となります。
薬機法改正に先駆けて
取締役COOの中川貴史氏は、医薬品医療機器等法(薬機法)の改正が進む中で、薬剤師の役割が調剤から指導へと拡大していると解説します。「医療の質を高めるために、薬剤師は調剤だけでなく患者への薬学的な指導も行う必要があります。Musubiの新機能は、このような変化に対応し、薬剤師が患者に付加価値を提供できる環境を整えるものです。」と強調しました。
Musubiの具体的な機能
新機能の核心は、前回の薬歴に沿った確認事項を自動的に指導画面に反映させるという点です。これにより、薬剤師は従来の方法と比べて、よりスムーズに指導を行うことが可能となります。具体的には、薬剤師はMusubiの画面を通じて確認事項を患者と共有し、共にチェックを行いながら指導を進めます。この新しいアプローチは、患者とのコミュニケーションを促進し、指導内容が記録として自動生成されるため、業務効率も大幅に向上します。
新しい薬局体験を創造
Musubiは、単なる薬歴の記録システムに留まらず、患者が求める健康アドバイスを提供することを目的としています。また、現在全国の薬局からも注目されており、すでに約10,000店舗で導入が進んでいます。このシステムを用いることで、薬剤師の業務の負担を軽減しながら、より良い医療サービスを患者に提供することができます。
KAKEHASHIのビジョン
KAKEHASHIは、「医療と患者を繋ぐカケハシ」として、医療現場の課題を深く理解し、最新技術との融合を目指しています。今後もより良い日本の医療の未来を築くため、価値あるサービスを提供していくことでしょう。医療現場でのTechnologyの役割がますます重要視される中、KAKEHASHIはその先駆者として陣頭指揮をとっています。
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