キャッシュレス社会の実態
2025-03-10 12:25:45

キャッシュレス社会の進化:JCBの2024年度調査結果から見えてくるもの

キャッシュレス社会の進化



2024年度版の「キャッシュレスに関する総合調査」が発表され、JCBは日本のキャッシュレス利用の実態を明らかにしました。この調査は2000年以降、毎年3,500人を対象に実施されており、最新の結果も注目を集めています。

高水準を維持するクレジットカードの利用状況


調査によると、普段から何らかのキャッシュレス決済を利用している人の割合は95%に達しています。また、クレジットカードの保有率は87%、利用率も83%と非常に高い数値を示しています。これは、日本市場におけるキャッシュレスの普及が続いていることを示しています。

特にクレジットカードの利用は、生活費の支払いにおいても重要な役割を果たしています。確かに、クレジットカード保有者の世帯あたりの月平均生活費は前年と比べて1.7万円増加し、19.3万円に達しました。そのうち、なんと44%の金額をクレジットカードで支払うという結果が出ており、これもクレジットカードの影響力を物語っています。

利用回数の増加とその要因


興味深いことに、キャッシュレス利用者の58%は前年に比べて利用回数が増えたと回答しています。この傾向は特に、コード決済が63%、クレジットカードも52%と高い数字を示しています。これは、電子決済手段の普及とそれによる利便性の向上が背景にあると考えられます。

特に若年層を中心に、スマートフォンを活用したコード決済の利用が日常的になってきたことが、こうしたデータに反映されていると言えるでしょう。加えて、従来のキャッシュレス機能に加え、ポイント還元やキャンペーンの充実も利用者を増やす要因となったに違いありません。

キャッシュレスの未来を見据えて


JCBは、これらの調査結果を踏まえて今後のサービス向上に努めていくことを表明しています。同社は「おもてなしの心」「きめ細かな心づかい」でお客様一人ひとりの期待に応える姿勢を大切にし、「便利で頼れる」存在であり続けたいとしています。これにより、顧客にとっての「世界にひとつ」を目指していくとのことです。

キャッシュレス化が進む中で JCBは、これからも多様なニーズに応え、さらなる利用促進を図る方針です。今後の経済活動におけるキャッシュレス決済の役割が、一層重要になることは間違いありません。

調査の概要


本調査は、2024年9月17日から30日までの間に実施され、調査機関は株式会社プラグ、対象は20~60代の一般消費者3,500人と広範囲にわたります。調査方法はWEBを活用したものです。

この調査結果は、今後のキャッシュレス社会の進展を見据える上で非常に貴重なデータとなることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ジェーシービー
住所
東京都港区南青山5-1-22青山ライズスクエア
電話番号

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