NEXTESがKHK認証を取得
株式会社NEXTES(東京都世田谷区)が、同社の系統用蓄電システムに搭載される電池パックについて、危険物保安技術協会(KHK)から「リチウムイオン蓄電池用耐火性収納箱等試験確認証」を取得したことを発表しました。これは、日本で初めての例であり、今後の電池製品の安全性と利便性に大きく寄与することが期待されています。
リチウムイオン蓄電池用耐火性収納箱等試験確認証とは
この証明書は、総務省消防庁が令和6年に発出した「消防危第200号通知」に基づくもので、リチウムイオン蓄電池の安全な取り扱いについての基準が定められています。KHKはこの基準に則り、適合性を確認する試験を行い、合格した製品にはこの証明書が発行されます。これにより、NEXTESの電池パックは「微量危険物」として扱われ、消防法上の規制が大幅に緩和されます。
日本初の電池パックでの認証取得
これまで、リチウムイオン電池のコンテナや保管箱にはKHK認証を取得した例がありますが、今回NEXTESが取得したのは電池パック本体の認証です。リチウムイオン電池の電解液が「第四類第二石油類」として危険物に分類されている中、電池パック自体の認証取得は大変意義深いものです。
認証による発電事業者や自治体へのメリット
水準の高い安全性の確保によって、設置の自由度や土地の効率化が進みます。具体的には、以下のような利点があります:
1. 安全性の向上
認証を受けた電池パックは耐火性が証明されているため、万が一の発火時でも他の電池パックへの炎症を防ぐことができます。これにより、損害が局所的に留まる可能性が高く、被害の最小化が見込まれます。
2. 手続きの簡略化
この認証によって、NEXTESの蓄電池製品は消防機関の許認可の対象外となります。これにより、煩雑な手続きが簡略化され、プロジェクトの進行やコスト削減につながるでしょう。
3. 土地効率の向上
搬入する際に必要だった保有空地の確保が無くなるため、限られた敷地面積の中でより多くの蓄電池を配置できます。特に特別高圧案件―100コンテナ規模では、規制対応のために生じていたリソースを大幅に縮小し、より高いエネルギー密度と収益性を実現します。
今後の展望
NEXTESは今後、独自の技術力を生かして安全性を重視した蓄電システムの開発を続ける予定です。「蓄電池は安全」という認識を広め、安心して利用できる蓄電池の普及を通じて、日本のエネルギー問題の解決に貢献したいと考えています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社NEXTES(旧NExT-e Solutions株式会社)
- - 代表取締役: 井上 真壮
- - 本社所在地: 東京都世田谷区若林一丁目18番10号 京阪世田谷ビル6F
- - 設立: 2008年5月8日
- - HP: https://www.nextes.jp/
- - 事業内容: 次世代バッテリーマネジメントシステムの設計・開発・製造・販売、アグリゲーター事業、エネルギークラウドサービス
お問い合わせ先
株式会社NEXTES広報担当: 相原 美輝
https://www.nextes.jp/contact/