シェルター用換気装置「ATバリアEVO」のご紹介
近年の災害に対する備えがますます重要視される中、ヤブシタグループ傘下のプロテクトアーツ株式会社は、世界初となる一酸化炭素(CO)除去機能を搭載した有事・災害対応シェルター用換気装置「ATバリアEVO」を開発しました。この革新的な装置は、特に大規模火災や地震後の危険を想定した設計がなされています。
地震の脅威と火災の可能性
2026年7月28日に発生した熊本県の地震では、震度7を観測し、11件の火災が発生するという甚大な被害がありました。このように、地震後に火災が発生し、さらなる被害を引き起こすリスクが高まる中で、シェルターの重要性は増しています。特に、都市部では木造住宅が密集しており、大規模な火災が発生する危険性が高くなります。こうした状況下では、避難する場所が安全であるだけでなく、内部環境を保護するための対策も不可欠です。
新しい防災基準「二段防災」
これまでのシェルターは、強度や収容人数、備蓄品に注目が集まることが一般的でしたが、「ATバリアEVO」はそうした基本的な機能に加えて、避難後の空気の安全も確保します。具体的には、外部の煙やCOがシェルター内に流入するリスクを軽減する設計です。この新しい考え方を“二段防災”として提案し、避難後も安心して生活できる空間を提供します。
「ATバリアEVO」の主な機能
この装置は、通常のシェルター用換気装置では実現できなかった一酸化炭素に対応するために、名古屋大学と共同研究を行い、新しい複合触媒技術を導入しました。この技術により、一般的なフィルターでの除去が難しい一酸化炭素を効率的に処理します。さらに、様々な災害に対する備えを一体化した「NBC+CO」対応を実現しました。
安全な避難空間の実現に向けて
シェルター内での安全を確保することはもちろん、呼吸に必要な空気を絶えず確保するためには、周囲の環境を常に監視し、危険な状況を未然に防ぐ必要があります。これには、煙や有害ガス、一酸化炭素への対応を最優先に考えた空気の質の管理が不可欠です。この「ATバリアEVO」は、シェルターの安全性を新たなレベルへ引き上げるために、設計されています。
プロテクトアーツ代表の思い
プロテクトアーツの代表取締役、小熊正輝氏は、「シェルターは単なる逃避場所ではなく、人が生き延びるための空間です。いかに安全な建物を作り、備蓄を充実させても、その中で安心して呼吸できなければ、本当に人の命を守ることにはなりません」という思いを持っています。この言葉には、シェルターの本質が込められています。
展示会でのデモンストレーション
「ATバリアEVO」は、2026年9月30日から10月2日まで東京ビッグサイトで開催される危機管理産業展(RISCON TOKYO)で初めてメディア向けに公開され、実機デモも行われる予定です。関心のある方はぜひ展示会に足を運んで、新たな防災技術に触れてみてください。
詳しい情報は、公式HPをご覧ください。
危機管理産業展 公式HP