ゴルフ場のキャンセル問題を解決する「Payn」の協業スタート

ゴルフ業界に新たな風、キャンセル問題を解決する手法

Payn株式会社は先日、ゴルフ場に特化したWebマーケティングを手掛ける株式会社ティータイムと業務提携を結びました。この提携により、キャンセル料の請求や回収業務をスムーズに行える「Payn」の利用をゴルフ場向けに広めることを目的としています。

キャンセル料問題への挑戦

近年、宿泊業や飲食業と同様に、ゴルフ場も無断キャンセル（ノーショー）やキャンセル料の未払いといった課題に直面しています。特に天候に左右されるゴルフ業界では、直前のキャンセルが頻発し、業務負担が増す一因となっています。

これらの課題に対して、Paynは2022年に自動化ツールを設計し、「キャンセルポリシー」を規定する事業者に向けてサービスを展開しています。キャンセル料請求の手続きを自動で行うことで、事業者の負担軽減を図っています。

提携の背景と意義

ティータイムは、2014年に設立されて以来、ゴルフ場向けのWebマーケティングやコンサルティングサービスを提供し続けています。そのノウハウを活かして、ゴルフ場経営のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進している企業です。この提携によって、ティータイムがサービスを展開するゴルフ場に「Payn」を広め、キャンセル問題解決へと導く狙いがあります。

業務効率化のための具体策

実際にゴルフ場の業務を効率化するためには、キャンセル対策を強化し、顧客の予約を最大化する必要があります。ためらいなく予約できる環境を整える一方で、キャンセルリスクに備える新たな施策が求められています。事前決済の導入が一つの方法ですが、実際には高いハードルも存在します。

そのため、Paynでは現地決済を重視した形での導入を進め、顧客が予約しやすく、かつキャンセル料回収もスムーズに行える仕組みを整えています。これは、顧客が気軽にゴルフ場を利用できるようにするための重要なアプローチです。