株式会社タイミー、AIで経費精算を効率化し作業時間を短縮

株式会社タイミーの業務効率化の取り組み

株式会社タイミーは、経費精算業務を大幅に効率化する新しいAI機能「AI申請レビュー」を導入しました。この取り組みにより、経理部門の業務負担を軽減し、締め作業の迅速化を実現しています。具体的には、毎月約4,000行に及ぶ交通費の明細チェックを従来の手法からAIによるものに切り替えることで、業務の圧迫から解放された形です。

AI申請レビューとは

「AI申請レビュー」は、経費申請を行う従業員が自社の規定に沿った正しい申請を行えるよう、リアルタイムで不備を指摘する機能です。これにより、ミスの早期発見・修正を促し、確認作業を軽減します。具体的には、申請内容が不明瞭な場合や領収書の添付漏れなど、AIが自動的に検知しフィードバックを行います。

導入の背景

急成長を遂げるタイミーでは、従業員数が3年で約500名から1,500名へと急増しました。この急成長に伴い、月間約1,400件の経費精算に直面する経理部門は、特に交通費のチェック業務が大きな負担になっていました。月4,000行にも及ぶ明細確認や不備による差し戻しが常態化し、従来の人海戦術だけでは対応が困難な状況でした。

導入効果

バクラクのAI申請レビューを活用することで、経費精算の締め作業を1営業日短縮することに成功しました。この効果は特に以下の機能に起因しています。

- 確認・差し戻し工数の削減 : 申請内容が明確化されることで、無駄な差し戻しがなくなり、スムーズな決算業務が実現しました。
- チェック負担の軽減 : AIによる目視確認が不要に。これまで数時間かかっていた業務が短縮され、経理担当者の負担が大幅に減少しました。
- 不備の防止 : AIの指摘により、証憑の添付漏れがほぼゼロになる結果が得られました。

経理部のコメント

経理部の松浦様と中川様はそれぞれ、経費申請の件数が多い企業にとってAIによる効率化が非常に助かるとコメントしています。松浦様は、経費申請の多さに悩まされる企業には特におすすめできる機能だと述べ、「承認作業にかかる時間が削減され、他の業務に時間を費やす余裕が生まれた」と話しました。

中川様は、AIの機能により申請者とのコミュニケーションの手間が減ったと語り、具体的な記述を促すことで、申請内容の確認がより効率的に行えるようになったと強調しました。AIが客観的な判断を行うことで、経理担当者は人間ならではの判断業務に集中できる状態を実現できているとのことです。