ル・パン神戸北野と大阪調理製菓専のコラボパン企画、グランプリ決定！

神戸市中央区に位置する「ル・パン神戸北野」は、ホテルラ・スイート神戸ハーバーランドの直営店舗で、パンやスイーツが評判です。2024年7月31日には、大阪調理製菓専門学校のパンクラブに所属する学生を対象にしたコラボパン企画のプレゼン大会が開かれました。

この企画は「地産地消」をテーマに、学生たちからの創造的なパンの提案を募るもの。開催されたプレゼン大会では、笠原鉄平料理長がエントリーされた11品のパンについて講評を行い、参加者全員に賞状を授与しました。最優秀賞に輝いたのは「チームS1」による「彩誉（にんじん）と泉州みかんのカリカリクリームパン」。

優勝したチームのメンバー、川瀬実登里さん、西岡稔乃さん、山下心響さんは、幸せそうな笑顔で最優秀賞を受け取ると共に、作品が2025年春に開店予定の「ル・パン総本店」で販売されることを知り、期待に胸を膨らませています。

『彩誉（にんじん）と泉州みかんのカリカリクリームパン』は、酸味のあるクリームと、みかんの香り溢れるコンフィチュールを使用し、泉州地域のにんじん「彩誉」を生地に用いた特製のパンです。その上にカリカリのナッツをトッピングすることで、味わい豊かで見た目にも美しい一品に仕上がりました。チームのメンバーは、彼らのパンが地域の美味しさを伝えることを願い、食べる人々に幸福を届けることを使命としているようです。

また、大阪調理製菓専門学校の関係者も、今回のコラボ企画の中でプロからの貴重なフィードバックを受け、商品開発の難しさや楽しさを学んだと話しています。これにより、学生たちは実践的な経験を積むことができ、将来への自信を深めたことでしょう。

「ル・パン神戸北野」は、2025年春に新たに「ル・パン総本店」がオープン予定です。この新店舗では、自家源泉の天然温泉を用いた足湯が楽しめるカフェや、神戸港の美しい景色を捉えた多目的ホール、屋上には開放的なレストラン＆バーも設けられる予定です。これにより、家族や友人と共に過ごす新しい形の食の体験が提供されることでしょう。

笠原鉄平料理長は、兵庫県川西市出身で、フランス料理専門のエコールで学び、長年の経験を経て気鋭の料理長に成長しました。彼の指導のもと、今後も多くの魅力的なメニューが誕生することが期待されています。そして、ル・パン神戸北野は、高品質の地元食材を使ったパン作りに今後も注力し、地域に根ざしたブランドとしての地位を確立していくことでしょう。ゆえに、このコラボパン企画はただの料理コンペティションではなく、地域の食文化を支える大きな一歩となるのです。