TBKグループ、新工場でのアルミ鋳造製品の量産開始の意義とは

TBKグループがアルミ鋳造製品の量産を開始

株式会社TBK（本社：東京都町田市、代表：尾方馨）は、グループとして初めてアルミ重力鋳造（GDC）製品であるターボチャージャー用コンプレッサーハウジング（C/H）の量産を開始しました。これにより、年間５０万台の生産が可能となり、今後も生産数の増加が見込まれています。

新工場での一貫生産体制

新たに設立されたTBKK (Thailand) Co., Ltd.では、GDC鋳造に必要な工程を一貫して行うことができる最新設備を整えています。ここでは、型製作から中子成型、熱処理、加工、組立まで、すべてのプロセスを完結させることができるため、より効率的でスピーディな生産が可能となります。特に注目されるのは、注湯やバリ取り工程の自動化、さらに設備の監視をロボット化することで、品質の安定化が図られている点です。

高い品質要求への挑戦

TBKKは、タイ国内では数少ない日系企業の中で、高い品質要求を満たすGDCサプライヤーの一つとして成長を目指します。特にハイブリッド車やEV（電気自動車）といった次世代車両のニーズに適応し、これらの市場において重要な役割を果たすことを志向しています。それにより、持続可能な社会の実現にも寄与していく考えです。

サステナブルな取り組み

また、TBKグループはサステナビリティにこだわり、環境負荷の軽減を図るための取り組みも進めています。新工場の設立は、ただの生産能力向上だけでなく、社会全体に向けたサステナブルな生産体制の構築をも意味しているのです。

このような進展は、業界全体の競争力を高め、次世代技術への適応を促進するものです。今後もTBKグループは革新を追求しつつ、持続可能な成長を続けていくことでしょう。