浴衣セール大成功！KOTOFURIが若者向け着物普及プロジェクトで新たな展開！

浴衣セールで若者と着物をつなぐ！KOTOFURI PROJECTの挑戦

2024年6月28日（金）と29日（土）の2日間、大学生が中心となって運営する「KOTOFURIPROJECT」が開催した浴衣セールが大盛況となりました。

イベントでは、300枚の浴衣が用意され、試着も自由ということもあり、多くの人が訪れました。特に留学生の姿も多く見られ、会場は活気に満ち溢れていました。

今回のセールでは、浴衣＋帯＋下駄の三点セットが4,800円という驚きの価格で提供され、お客様に大変好評でした。また、単品の浴衣も2,500円と非常にリーズナブルな価格で販売され、シャツよりも安いことから話題となり、多くの人が気軽に購入していました。

イベントを企画・運営したのは、株式会社西捷が立ち上げた「KOTOFURIPROJECT」の学生たちです。彼らは、イベントのプロモーション企画から運営までを全て自分たちで行い、その熱意と努力によって、来場者が快適に過ごせる環境を作り出しました。

若者と着物をつなぐ「KOTOFURIPROJECT」とは？

「KOTOFURIPROJECT」は、株式会社西捷が企画し、女性マネージャーと現役大学生が運営する、若年層10～20代をターゲットにした着物普及プロジェクトです。株式会社西捷は、70年以上の歴史を持つ着物・帯の製造販売業を営む会社です。

近年、着物産業は縮小傾向にあり、職人の高齢化や後継者不足、若者の関心の低さが課題となっています。こうした状況を打破するため、KOTOFURIPROJECTは、柔軟な発想を持つ大学生と連携し、着物の魅力を再発見してもらうための活動を行っています。

学生たちは、浴衣の制作や運営、ファッションショーの開催、ポップアップストアでのSNS集客など、多岐にわたる活動を行っています。2022年には、大学生が浴衣制作・運営を行い、ファッションショーを開催し、200名の参加者を集めました。2023年には、ポップアップストアでSNSを活用して集客を行い、延べ5日間の開催で300名の若者に着物や浴衣の魅力を伝えました。

着物の未来へ繋がる挑戦

今回の浴衣セールは、着物業界の現状と課題を踏まえ、若者や留学生に手頃な価格で浴衣を提供することで、着物の魅力を再発見してもらうことを目指したものです。特に、試着を自由にできる環境を提供することで、気軽に浴衣を体験できる機会を提供しました。

この取り組みが功を奏し、多くの若者が浴衣に興味を持ち、購入に至りました。今後の展望としては、今回の成功を踏まえ、さらに多くのイベントを企画し、全国各地でのポップアップストアやオンライン販売を通じて、より多くの若者に着物の魅力を伝えていく予定です。

また、着物のデザインや素材に関するワークショップを開催し、若者自身が着物作りに参加できる機会を提供することで、着物文化の継承と発展に寄与していく計画です。KOTOFURIPROJECTは、これからも若者と協力しながら、日本の伝統文化である着物を未来に繋げていく活動を続けていきます。