ネスレ日本株式会社が展開する介護食である「アイソカル® 高カロリーのやわらかいごはん」に新しい和風のフレーバーが加わることが発表されました。2025年6月24日からの販売開始予定で、今後は昆布だし、鰹節(おかか)、ひじきの混ぜごはん風の3種類が仲間入りします。
この「アイソカル」は、特に高齢者や介護が必要な方々向けに開発された製品で、優しい食感と豊かな味わいが楽しめます。従来の介護食は食べやすさを重視するあまり、栄養価が低くなりがちですが、「アイソカル」はその逆を行っています。カロリーもたっぷりで、たった100gで150kcal、またたんぱく質も5.5gから7.0g含まれています。高齢者の方々が食事量が減っても栄養補給ができるよう、しっかりとした設計がされています。
新たに加わる和風フレーバーは、日々の食事に変化を持たせ、食べることへの楽しさや意欲を引き出すことを目的としています。美味しいご飯が毎日の食卓に並ぶことで、食事が一層楽しいものになり、利用者の生活の質を向上させる役割も担っています。
食べる際は、カップのままで温められ、手軽に扱える点も大きな魅力。電子レンジでの加熱も簡単で、忙しい介助者にとって時間の節約になります。また、常温で長期間保存できるため、いざというときの非常食としても活用できます。
原材料には国産米が使われており、製品に対する安全性も重視されています。アレルゲンの情報もしっかりと提供されており、利用者が安心して食べられるよう配慮されています。
ネスレ ヘルスサイエンスは、この新フレーバーによって介護食に対する課題を解決する一助となることを目指しています。厚生労働省のデータによると、65歳以上の人口はすでに3500万人を超えており、今後ますます高齢者が増えていく中で、栄養不足のリスクは高まる一方です。当社は「アイソカル」を通じて、栄養補給の重要性を啓発し、より良い介護を実現するために努力しています。
新たな「アイソカル 高カロリーのやわらかいごはん」は、ただの介護食ではなく、毎日の食卓に喜びをもたらす存在へと進化しています。食べることの楽しさを通じて、利用者の健康とその周りの人々の支えを果たしていくことが期待されます。