ホラーミステリ『ぬひんさまの塔』
2026-08-04 13:02:48

直面する因習と怪異!新たなホラーミステリ『ぬひんさまの塔』の魅力とは

綿原芹の新作が描く恐怖



2026年8月4日、KADOKAWAから綿原芹氏の新作『ぬひんさまの塔』が発売されます。著者は、2025年のデビュー作『うたかたの娘』で横溝正史ミステリ&ホラー大賞の大賞とカクヨム賞を受賞し、その独創的な視点とストーリーテリングで注目を集めました。新作では、前作のエッセンスを引き継ぎつつ、まったく新たな舞台としてタワマンを選んでいます。

因習と怪異の融合



本書の主なテーマは、因習と怪異が交差すること。主人公の清那は、憧れとともに都心のタワマンに引っ越すことを決意します。しかし、彼女が購入したのは、古びたヴィンテージタワマンの低層階。想像以上に異質なルールが待ち受けており、次第に彼女の生活は恐怖に変わっていくのです。特に印象的なのは、管理組合から告げられる奇妙な規約です。例えば、「来客を禁止する」「低層住民は高層に関わってはいけない」といったルールが、次々と彼女を縛りつけます。

その中でも尤も恐ろしいのが『ぬひんさま』と呼ばれる存在。地域の因習に基づく神のようなもので、彼女はこの神にお参りをしなければならないという義務が加わります。形だけの信仰という考えとは裏腹に、それが実際に恐ろしい影響を及ぼす様子は、読者の心をさらなる恐怖へと突き落とします。

読み進めるうちに



物語が進むに連れて清那の日常は狂い始め、夜中に聞こえる下駄の音や、何かにつけられているかのような不気味な体験は、彼女の精神を蝕んでいきます。こうした状況において、彼女は物件への後悔を抱きながらも、一歩を踏み出すことにはなりません。その選択の重さ、まさに因習が生まれつつある瞬間を目撃することになるのです。

不安な日常と怪異の共生



『ぬひんさまの塔』は、タワマンという近代的な背景を持つ一方で、因習の恐ろしさを描き出しています。現代社会に潜むルールや抑圧が、どのように人々を制約し、怪異と結びつくのか。その点で、本作は単なるホラーに留まらず、社会に対する鋭い批評をつずる作品でもあります。

新しい怖さを体験



綿原芹の新作『ぬひんさまの塔』は、ホラーミステリのファンのみならず、現代社会の暗部を感じたい読者にも最適な一冊です。ぜひ一度手に取って、彼女の独自の視点を体感してください。書籍は272ページ、定価2,145円で、電子書籍も同日に配信される予定です。今後の展開にも目が離せません!

特別公開中の第1章



また、KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」では、本作の第1章「低層」の冒頭が特別に公開されています。新しい恐怖の入り口を覗いてみましょう!

試し読みはこちら!

最後に



著者の綿原芹は、福井県出身であり、デビューから短期間で名を馳せました。彼女の新たな扉を開く作品『ぬひんさまの塔』は、まさに時代の息吹を感じさせるもの。ホラーとミステリーが交錯するこの作品をお見逃しなく!


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株式会社KADOKAWA
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