ピーチ・ジョンがSTAFF STARTを導入し接客体験をECサイトで実現

ピーチ・ジョンがSTAFF STARTを導入

株式会社バニッシュ・スタンダードが提供するスタッフDXアプリケーションサービス「STAFF START」を、人気のランジェリーブランド・ピーチ・ジョンが採用しました。この新たな取り組みにより、ECサイトでの顧客接客を強化し、顧客体験の向上を目指すとのことです。

ECサイトでの接客の重要性

デジタル時代において、顧客との接点をどのように構築するかは非常に重要な課題です。特に、ピーチ・ジョンのメインターゲットである若い女性層は、公式な情報発信だけでは十分なブランド理解を得ることが難しいとされています。これに応えるため、STAFF STARTの導入が決定されました。

このサービスは、実際の店舗スタッフがECサイトやSNS上でお客様に接客を行うもので、リアリティと信頼感を提供します。顧客は顔の見えるスタッフから、直接的な情報を受け取ることで、ブランドや商品に対する理解が深まります。これによって、購買意欲を高め、最終的にはコンバージョン率（CVR）の向上を狙うわけです。

スタッフの重要性

ピーチ・ジョンでは、スタッフの販売力や商品知識を活用して、接客の要素をオンラインで提供することを目指しています。通販部デジタルマーケティング課の宮澤雅行課長は、「スタッフの魅力的な情報を提供することで、お客様の買い物体験を向上させたい」とコメントしています。

STAFF STARTを導入することで、店舗スタッフだけでなく、商品開発チームや他の関連スタッフの情報も発信可能になる見込みです。これにより、顧客にさらなる信頼感を与え、ブランド全体としての一体感も促進されるでしょう。

STAFF STARTの仕組み

「STAFF START」は、店舗スタッフが自社ECサイトでオンライン接客を行うことができるツールです。これは単なる接客だけでなく、スタッフの活動が可視化され、個人や店舗の実績として評価されるシステムです。これによって、スタッフはその成果に基づいて報酬を得たり、キャリアアップの機会を得たりすることが期待されます。

このプラットフォームの利用は広がりを見せており、現在までに2,600以上のブランドが参加しています。アパレルや化粧品、雑貨など、様々な業種での利用が進んでおり、特に2023年9月までの1年間で、STAFF STARTを通じて1480億円以上の流通売上を達成しました。

FANBASSADORとの連携

さらに、バニッシュ・スタンダードが提供する「FANBASSADOR」サービスも注目されています。このプラットフォームでは企業がファンとつながり、ECサイトでの共創やスポット雇用を実現することが可能です。また、Instagramの投稿を通じて、顧客からのUGCを活用して自社商品を宣伝することができます。

まとめ

ピーチ・ジョンのSTAFF STARTの導入は、ECサイトでの接客を新たな次元に引き上げる試みであり、他のブランドにも影響を与える可能性があるでしょう。実店舗でのブランド体験をオンラインで再現し、さらなるブランド理解を促進するこのアプローチは、今後のEC戦略において重要な要素となるでしょう。若い女性層に支持され続けるピーチ・ジョンにとって、この取り組みが成功することを期待したいと思います。