JA共済が新たな『デジタル防災訓練』を提供し防災意識を高める取り組み

JA共済新企画『デジタル防災訓練』が始動

全国共済農業協同組合連合会（JA共済連）が発表した新しい取り組み『デジタル防災訓練』が、見逃せない注目を集めています。災害リスクがこれまで以上に高まっている昨今、適切な防災行動の重要性が叫ばれています。この訓練は、スマートフォンさえあればいつでもどこでも体験することができ、地域社会の安心と安全をさらに推進する道筋を提供しています。

『デジタル防災訓練』の詳細

『デジタル防災訓練』は、ユーザーが実際の災害時に必要な行動を疑似体験できるよう設計されています。具体的には、参加者は自分の住んでいる地域の災害リスクを確認し、最寄りの避難所の位置を知ることができます。また、仮想の被害状況を把握し、共済金を請求する手順までを体験することができるのです。これにより、実際の災害が起こった場合にどのように行動すべきかを事前に学ぶことができるのです。

さらに、訓練を終えた後には、LINEアプリを介して大切な人にこの体験を共有することも可能です。「自分のために行動するのは難しい」と感じる人でも、「誰かのために行動する」ことで防災の重要性を実感し、実際に行動を起こすきっかけになることを目指しています。

開発の背景

日本では、最近特に地震や豪雨などの自然災害が頻発しており、多くの人々がその影響を受け続けています。JA共済連が実施した『防災に関する意識調査』によると、約88.4％が「防災訓練は重要」と回答している一方で、実際には約69.1％が「3年以上防災訓練を行っていない」という結果が明らかになりました。この安全面に対するギャップは、非常に重要な課題です。

このような状況を鑑みて、JA共済連は『防災訓練休眠人口』を含むすべての方々にいざという時に適切な行動を取れるようになってもらうため、『デジタル防災訓練』を開発しました。この訓練を通じて、防災を自身の問題として捉える意識を高め、自ら学ぶきっかけとなることを目指しています。

特別コメント

災害リスク評価研究所の代表である松島康生さんは、「約6,500万人が3年以上防災訓練を行っていないという事実は驚くべきことです。JA共済連はこの新しい形の訓練を提案することで、個人の防災意識を向上させ、大切な人との備えを共有する機会を創出しています」と語ります。これにより、防災対策の形が大きく変わりつつあります。

キャンペーン情報

さらに、JA共済は『デジタル防災訓練』の公開に合わせて、体験した方を対象にしたキャンペーンを実施します。期間は8月28日から10月31日まで。このキャンペーンでは、訓練を体験した参加者から抽選で2,000名様に防災用品のカタログギフトが贈られます。防災グッズの選び方が分からないといった声に耳を傾け、防災を「自分事」として感じる第一歩を後押ししてくれる嬉しい企画です。

新たなハブ『JA共済防災総合サイト』

8月28日からは、JA共済が開設した『JA共済防災総合サイト』も注目されています。このサイトでは、自然災害への備えに関するさまざまな情報が一元化されており、家族や友人と防災について考えるきっかけを提供しています。

JA共済は人々の防災意識を高め、安全な地域社会の構築を目指しています。これからの活動にますます注目が集まりそうです。