茨城県つくば市で、毎年恒例の収穫体験会が開催されます。生活協同組合パルシステム茨城 栃木が主催するこのイベントは、地域の農産物を深く理解し、楽しむ絶好の機会です。10月12日(土)に行われるこの収穫体験会では、参加者がさつまいもや原木しいたけの収穫を体験し、生産者と直接交流できる貴重な場となっています。開催場所はつくば市上横場のJAつくば市谷田部営農センター。9時30分から始まり、忙しい日常から離れ、自然と触れ合うことで心が癒されることでしょう。
この体験会は1995年から続く人気の企画で、今年も多くの楽しみが用意されています。お昼には、収穫した原木しいたけとともに、地元の新米「茨城コシヒカリ」を使用した料理が振る舞われます。新鮮な食材を使った家庭料理の数々は、地元の味を堪能する素晴らしい機会です。肉や野菜をたっぷり使ったきのこのごった煮は、特におすすめです。これらの料理を通じて、参加者たちは生産者との距離を縮め、地域の生産物への理解を深めていきます。
また、JAつくば市谷田部による自然に優しい農法も特色です。化学肥料や農薬を極力使わないこの農法により、土壌は柔らかく、さつまいもが日光をたっぷり浴びて育っています。参加者は、泥だらけになりながらも楽しむ収穫体験を通じて、農の魅力を再発見できることでしょう。大人も子どもも一緒になって農作業を楽しめるこのイベントは、家族連れにとって理想的なアクティビティです。
さらに、パルシステム茨城 栃木では、生産者と消費者の「顔が見える」関係を築くために、「食と緑の交流事業」を積極的に進めています。農業体験を通じて、参加者は生産者との距離を縮めるだけでなく、農作物の背後にあるストーリーや努力を理解する機会も得られます。「田んぼの学校」や「畑の学校」、さらには「きのこの学校」といった形で、多様なプログラムが用意されているため、来場者は自分の興味に合った体験を選ぶことが可能です。
この収穫体験会には、47組の参加予定があり、約137人の家族が参加すると見込まれています。定員に限りがあるため、事前に登録を済ませておくことが望ましいでしょう。小雨決行なので、お天気を気にせず紙面をお楽しみください。
パルシステム茨城 栃木は、今後も生産者と消費者の結びつきを大切にし、食と農に関連するさまざまな取り組みを推進していく意気込みです。この秋、つくば市での収穫体験を通じて、自然や人との関わりを実感し、地産地消の大切さを理解する素晴らしい機会となるでしょう。ぜひ、この秋の収穫祭に参加して、地域の恵みを体験してみてはいかがでしょうか。