新スキンケア技術
2025-11-27 16:19:04

伝統のシコニンを活かした新スキンケア技術、特許取得!

新たなスキンケアの時代を切り開く株式会社NILの独自技術



株式会社NILが、紫根から抽出した成分シコニンを使ったスキンケア技術の特許を取得したことを発表しました。この特許は「皮膚外用剤、肌質改善剤及び日焼け防止剤」であり、2025年11月14日に有効となります。シコニンは日本の伝統的な素材であり、古くから医療用成分としての研究が行われていますが、その利用方法には課題が多くありました。

この特許技術は、シコニンの高濃度抽出、加水分解型タンニン、AMPS系高分子を組み合わせることで、スキンケア製品における安定化を実現したものです。これにより、シコニンを水性中でナノサイズに分散させることで、安定した状態を保つことが可能になったのです。

紫根とシコニンの歴史


紫根は、千年以上前から利用されており、歴史書にもその効能が記載されています。江戸時代には、華岡青洲が製造した「紫雲膏」としても広く使用され、火傷や創傷の治療薬として高く評価されていました。ですが、現代では水に溶けにくく、退色しやすいという特性があるため、スキンケア製品への応用には難しさがありました。

本特許の実績


NILが開発した新技術を使って作成されたクリームは、長期間にわたり色調の変化がないことを確認しています。特に2025年11月時点でのデータでは、顕著な退色が見られず、2年以上の安定性が実証されました。これまでに行われたVISIA肌画像解析によるモニター試験においては、20代女性から60代男性にかけて、さまざまな肌の悩みに対して効果を示しました。特に、紫外線シミや毛穴の改善には目を見張るものがあります。

特徴的な技術の優位性


  • - 高濃度シコニン抽出技術: 従来の課題を克服し、安定した抽出物を実現。
  • - 深い技術資産: ポリフェノールの分散・安定化に関する知見が豊富。
  • - 多面性のある処方: 年齢や肌の悩みに応じた製品開発が期待できます。

今後の展開


NILは、今後この技術を基にした製品群を展開する計画を進めています。デイクリームや美容液UV、化粧下地など多岐にわたるスキンケア製品のラインナップが登場します。また、シコニン高純度原液の原料販売も予定されています。

経営者のコメント


代表取締役CEOの佐藤正晃氏は、「日本古来のシコニンを最新の抽出・分散技術によって、現代のスキンケアに生かしていきます。肌の反応を設計する新しいカテゴリーを切り開いていく」と話しています。R&D統括の岡田久氏は、「シコニンについての安定化の難題に対して、今回の技術は優れた解決策となりました。他の素材への応用も視野に入れ、今後の展開に期待が持てます」と語っています。

会社概要


株式会社NILは、神奈川県秦野市を拠点とする企業で、ポリフェノール素材の研究開発に力を入れています。今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
株式会社NIL
住所
神奈川県秦野市渋沢1-17-15
電話番号
03-6261-0306

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