福岡大学が関西大学等と連携しSDGsをテーマに学びの場を提供
福岡大学と関西大学の合同学習プログラム
福岡大学は、社会性の向上や課題解決能力の養成を目指して、毎年「夏期セミナー」として合同学習プログラムを実施しています。最近では、関西大学や法政大学、中央大学という三つの大学と協力し、「観光・街づくり」と「防災」に関連する社会課題に焦点を当てています。今年度は特にSDGs(持続可能な開発目標)と地域活性化をテーマにし、観光客の誘致や人口減少といった地域の課題を解決することを目指します。
今年の夏期セミナーでは、9月の初めに大阪で開催される関西万博を視察する計画が立てられていました。万博会場では、学生が主役の「パフォーマンスショー」や「共創チャレンジ」の成果発表が行われる予定で、福岡大学の学生たちと関西大学の学生たちの親交を深める機会があればいいと考え、関西大学に提案をしました。結果、四大学(福岡大学、関西大学、法政大学、中央大学)が一緒に、万博視察とSDGsをテーマにしたディスカッションを行う合同学習プログラムが実現しました。
この新しい共同プログラムを実施するにあたり、8月7日に事前学習が行われました。このセッションでは、株式会社日本旅行の専門家を講師に招き、万博に関する説明と、参加する学生たちが自己紹介をしつつアイスブレイクを行いました。この活動は、関東、関西、九州それぞれの大学から学生が集まり、地域を越えた学び合いの場を創出する貴重な機会となります。
本プログラムでは、学生たちが実際に地域課題に対する理解を深め、解決策を考える過程を通じて、学びを深めていくことが期待されています。特にSDGsの視点を取り入れることで、単なる知識の習得に留まらず、社会全体を見据えた課題への取り組みが身に付くでしょう。これにより、学生たちは就職後も役立つスキルや視野を養うことが期待されています。
福岡大学のこの取り組みは、教育現場におけるSDGsの実践例としても注目されており、今後の展開が非常に楽しみです。また、地域間の連携が強化されることにより、学生同士の交流だけでなく、それぞれの大学の特色を生かした新たな学びのかたちも期待されます。今後もこのような取り組みが継続的に行われることが望まれています。特に、学びの場を提供し続けることで、学生たちが将来にわたり持続可能な社会を築く一翼を担うことができるよう、さらなる努力が求められます。
会社情報
- 会社名
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福岡大学
- 住所
- 福岡県福岡市城南区七隈八丁目19番1号
- 電話番号
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092-871-6631