古野電気とシャープ協業
2024-09-04 13:22:54

古野電気とシャープがLEO・MEO衛星通信アンテナ開発で協業開始

古野電気とシャープが開発協業を開始



古野電気株式会社(兵庫県西宮市)とシャープ株式会社は、LEO(低軌道)およびMEO(中軌道)の衛星通信アンテナの開発に向けて協業を締結しました。特に海上におけるモバイルデータ通信の困難さを解決するため、両社は一体となって技術革新を進めることを目指します。

高品質な衛星通信のニーズ



近年、海上での通信の重要性が高まっており、特に高品質で高速な通信が求められています。LEOやMEOといった衛星通信技術は、海上でのモバイルデータ通信を可能にすると期待されています。これにより、船舶向けの通信機器市場の拡大が見込まれています。

シャープは、スマートフォンの設計経験を活かし、より小型で軽量な衛星通信アンテナを開発中です。一方で、古野電気は、船舶関連の多彩な制作経験を通じて、航海機器や海上通信機器において豊富なノウハウを持っています。このコラボレーションは、両社の強みを活かし、早期の実用化を目指します。

実証実験の実施



本協業の一環として、両社は実証実験を行う予定です。9月中旬には、古野電気の実験艇に開発しているLEOおよびMEO衛星通信アンテナを搭載し、海上での試験航行を実施したいと考えています。実験では、橋などの障害物や船体の向き、速度が通信に与える影響について検証を行います。

この実証実験は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)からの助成を受けて行われるため、その成果が期待されます。

SHARP Tech-Day'24での展示



今回の協業の成果は、9月17日から18日まで東京国際フォーラムで開催される「SHARP Tech-Day'24 “Innovation Showcase”」において展示される予定です。開発中のアンテナの試作機や、両社の取り組みに関する情報が公開される見込みです。興味のある方は、特設ウェブサイトを訪れ、参加登録や展示内容に関する情報を確認してください。

まとめ



古野電気とシャープの協業は、海上通信の質的向上とデジタルトランスフォーメーションを推進するものとして注目されています。今後の進展が期待される中、両社の技術革新や実証実験がどのように進むのか、目が離せません。


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会社情報

会社名
シャープ
住所
大阪府堺市堺区匠町1番地
電話番号
072-282-1221

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