災害支援の新常識
2025-07-01 14:43:46

軽自動車で災害対応も万全!新型マルモビライトが誕生

軽自動車で災害対応も万全!新型マルモビライトが誕生



災害大国日本において、災害時の備えは欠かせません。岐阜県可児市の株式会社トイファクトリーは、ここに着目し、新たな軽自動車「MARU MOBI Lite(マルモビライト)」を発表しました。この新型車両は、自治体や団体向けの防災車両として、災害支援に特化した多機能を備えています。

マルモビの背景と進化



トイファクトリーは、トヨタのハイエースをベースとした「MARU MOBI」の開発を進めており、約2年前から各自治体で導入が進んでいます。特に岐阜県可児市では、能登半島地震の際に支援物資の搬送や給水ポンプ車の補助として役立ちました。この実績を受け、現場の職員からは「女性でも運転しやすい小型車が必要」との声が上がりました。このニーズに応えたのが今回発表されたマルモビライトです。

マルモビライトの特徴



「マルモビライト」はスズキのエブリイをベースにしており、普段は公用車として利用できる4人乗りが、大人または子供一人が横になれるフルフラット空間に変身します。そのため、被災者が安心して過ごせるシェルターとして機能します。さらに、ポータブルエアコンやプライバシーを確保できるカーテンも完備。

快適な機能を持つ新しいモビリティ



「マルモビライト」では、荷物を収納するスペースの工夫や、緊急トイレとして使える設計も考慮されています。車両の構造は、既存のネジ穴を利用し、穴を開けることなく後から装備を設置できるため、スピーディーな対応が可能です。また、家具もレール式で簡単に設置・取り外しができ、軽自動車の限られたスペースを有効活用できます。

共同開発の重要性



この「マルモビライト」は、可児市の職員や保健師の意見を基にして共同開発が進められました。災害時に乳幼児を抱える家族への配慮も忘れられておらず、少しのプライベートスペースを確保することで精神的な安定をもたらす機能も設計に反映されています。

展示会での公開



「マルモビライト」は、2025年7月2日から4日に東京ビッグサイトで開催される「自治体・公共Week 2025」にも出展されます。この展示会では、地方創生や災害支援に関する新しい取り組みを紹介し、参加者に新たな選択肢を提示する機会となるでしょう。

まとめ



「マルモビライト」は、災害支援を考えた新しい軽自動車としての重要な役割を担います。机上の空論ではなく、実際の被災地の声から生まれたこの車両は、多様なニーズに応える未来のモビリティとして、その可能性を広げています。トイファクトリーならではの発想力と技術力で、地域社会の安全と円滑な運営に貢献していくことでしょう。今後も彼らの取り組みに注目していきたいです。


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会社情報

会社名
株式会社トイファクトリー
住所
岐阜県可児市瀬田800-1
電話番号
0574-63-0667

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