五條市が夏休みに家庭学習を促進する新イベントを開催！

五條市夏の家庭学習スタジアム2024

奈良県五條市で、夏休みに家庭学習のモチベーションを高める新しい試みが始まります。2024年7月20日から8月31日まで、五條市立小・中学校に在籍する児童生徒を対象に「五條市夏の家庭学習スタジアム」が初めて開催されます。このイベントは、AIを活用した「すららドリル」に取り組む児童生徒が、学習時間や取り組み状況で競う内容となっており、結果発表は9月下旬を予定しています。

目的と特徴

「家庭学習スタジアム」の目的は、個々の理解度にあった課題に取り組むことで基礎学力の向上を図り、長期休業中も主体的に学ぶ姿勢を育てることにあります。特に、家庭での学習に苦手意識を抱えている生徒にとっても、入賞のチャンスがあるため、楽しみながら学習に参加できる点が大きな魅力です。

イベントは個人部門と団体部門で構成され、個人部門では学習時間賞と皆勤賞が設けられています。学習時間賞は期間中の総学習時間で評価され、皆勤賞は毎日ログインしユニットに取り組んだ生徒に贈られます。団体部門では学年単位での平均学習時間が競われ、全ての児童生徒が継続して取り組むことを推奨しています。

コンテストの意義

このコンテストの大きな特徴は、点数や偏差値で評価せず、学習活動の時間や努力の積み重ねを評価することです。AIドリルでは、自分のレベルに合った問題に挑戦し、間違った部分を解説動画で学べるため、家庭での自学自習がしやすくなっています。

すららカップの地域版

「五條市夏の家庭学習スタジアム」は、すららネットがこれまでに全国で開催してきた「すららカップ」の自治体版です。すららカップは、学習に苦手意識を持つ子どもたちが「頑張りや努力」が認められることで自信を持つことを目的とし、世界中の子どもたちが「総学習時間」や「実施単元数」などで競い合っています。過去のアンケート結果でも、多くの参加者が学習時間を増やし、実際にスキルアップが見られたと報告されています。

期待される効果

五條市教育委員会では、家庭で学習に取り組む時間が増えることを期待しています。市内の学力向上を図るためには、主体的に家庭学習に取り組むことが重要であり、AIドリルはそのための有効なツールと考えられています。さらに、夏休み期間中に市役所庁舎を開放し、「スタディホールGOJO」で自習スペースを提供することで、静かな環境で集中して学習できる機会も設けています。