フェンディ、マダガスカルとコラボ
2024-06-26 15:14:33

フェンディ、「バゲット」でマダガスカルの伝統と職人技を結ぶ「ハンド・イン・ハンド」プロジェクト

イタリアを代表するラグジュアリーブランド、フェンディは、マダガスカルの女性職人たちを支援する社会的企業「メイド・フォー・ア・ウーマン」と共同で、「ハンド・イン・ハンド」プロジェクトの一環として、伝統的なマダガスカルのデザインを取り入れた「バゲット」バッグを制作しました。

このプロジェクトは、フェンディが2020年から世界各地で展開している、地元の職人たちとのコラボレーションの一環です。フェンディは、それぞれの地域で伝統的な工芸を用いて「バゲット」バッグを解釈し、芸術的な価値を持つ作品を生み出しています。

今回の「バゲット」は、マダガスカルの伝統的なデザインを精巧なステッチで表現し、メイド・フォー・ア・ウーマンの職人たちが持つ高度な技術を称えています。バッグの素材には、マダガスカル産のラフィアが使用されており、職人が手作業で編み上げた複雑なパターンが特徴です。

ラフィアは、マダガスカル固有のヤシから採取される、しなやかで耐久性に優れた素材です。職人たちは、3種類の異なるテクニックを駆使し、極細にカットされたラフィアを編み上げています。バッグのボディは、4種類のクロシェ編みのパッチで構成されており、3色のラフィアで縁取られています。また、マクラメ編みが全体に施され、フラップやショルダーストラップにも用いられています。さらに、カーネリアンビーズがアクセントとしてあしらわれており、マダガスカルを象徴する赤色が美しく映えています。

このプロジェクトは、フェンディとメイド・フォー・ア・ウーマンの両者が、女性の権利拡大とサステナビリティに対する共通のビジョンを共有していることを示しています。メイド・フォー・ア・ウーマンは、アンタナナリボにあるアトリエと協力し、350人以上の女性職人を雇用することで、地元経済の活性化に貢献しています。また、国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った様々な取り組みを通じて、地域社会の改善に努めています。

フェンディは、「ハンド・イン・ハンド」プロジェクトを通して、世界中の職人たちとの連携を深め、伝統的な工芸技術を次世代に継承していくことを目指しています。
フェンディの「ハンド・イン・ハンド」プロジェクトは、単なるコラボレーションを超えて、社会貢献と文化交流の新たな形を提示しているように感じます。マダガスカルの伝統的なデザインとフェンディの洗練された美学が融合した「バゲット」バッグは、まさにその象徴と言えるでしょう。

今回のプロジェクトでは、マダガスカルの女性職人の技術と創造性を最大限に引き出し、彼らが持つ素晴らしい才能を世界に発信しています。同時に、フェンディは、自社のブランドイメージを新たな次元へと高め、サステナビリティへの取り組みを強化しています。

このプロジェクトは、ファッション業界における社会貢献の重要性を改めて認識させてくれるとともに、伝統的な工芸技術の価値を再認識させてくれます。フェンディとメイド・フォー・ア・ウーマンの連携によって生まれた「バゲット」は、単なる商品ではなく、文化と社会をつなぐ架け橋としての役割を担っていると言えるでしょう。

今後、フェンディが「ハンド・イン・ハンド」プロジェクトをどのように展開していくのか、そして世界中の職人たちとのコラボレーションがどのような成果を生み出すのか、非常に楽しみです。

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