デトロイト拠点のOEM、セプトンのLidarに業界最大の受注を発表

最新技術を持つセプトンが、デトロイトの自動車OEMからADAS用のLidar量産受注を実現しました。この受注は、業界でも最大規模であることが注目のポイントです。

セプトンが提供する次世代の先進運転支援システム（ADAS）は、この技術の導入により一層の進化を遂げることが期待されています。特に、高級モデルだけでなく、多数の車両クラスやモデルに搭載される見通しです。このため、2023年に多くの消費者向け車両にLidarが搭載される可能性が高まっています。

この受注は、セプトンと小糸製作所とのパートナーシップの一環として実現しました。小糸製作所は、セプトンにとって重要なパートナーであり、照明器具において業界をリードするTier 1サプライヤーでもあります。今回のコラボレーションにより、MMT®ビジョンを基にしたVista®-X90車載用Lidarが製造され、数多くのOEMモデルに搭載される見込みです。

セプトンのLidarは、米国の自動車市場においても革新をもたらすと予測され、多くの追加モデルにも対応しています。特許を取得しているMMT®基盤のLidar技術は、ミラーレスの非回転式という特徴を持ち、その結果として高信頼性、性能、コスト効果を実現しています。この技術は、様々な取り付け方法にも対応可能で、車両設計の自由度を高めています。

セプトンのCEO、ジュン・ペイ博士は、「この自動車OEMは、ADASや自動運転の分野において一流のパートナーであり、共に働けることを嬉しく思います。私たちのLidar技術が、この業界の未来を切り開いていくことを願っています」と述べています。

ペイ博士はまた、セプトンが2016年に設立されて以来、ADAAに特化して技術開発を行い、乗用車においてはLidarが不可欠な自動車安全センサーになることを目指していると語っています。また、将来的にはより安全で快適な運転体験を消費者に提供することに力を注いでいると強調しています。

セプトンは、ADASやスマートシティ、スマートスペースなど、多方面でのLidarベースのソリューションを展開しています。幅広い市場ニーズに応えるべく、最新技術を駆使して最先端のソリューションを提供し続けているのです。設立から7年を経て、成長し続けるセプトンに今後も目が離せません。