環境に優しい建材「TRANSWOOD® with Prasus®」が万博の床材に採用決定
2025年に開催される「日本国際博覧会(大阪・関西万博)」において、注目すべき素材が床材として採用されることが決まりました。この素材は、株式会社hide kasuga 1896が開発した「TRANSWOOD® with Prasus®」というオールバイオ複合材で、三井化学株式会社の協力により実現したものです。
TRANSWOOD® with Prasus®とは?
「TRANSWOOD®」は、環境調和型素材を追求するブランドであり、工学博士の春日秀之氏が“100年持続する素材”をコンセプトに設計しました。この素材は、間伐材の木粉やセルロースマイクロファイバーなど、木由来の素材を使用し、さらに廃食用油から作られるバイオマス樹脂「Prasus®」を組み合わせた複合材です。
特に「Prasus®」は、石油由来の樹脂と比べて温室効果ガス(GHG)排出量を約60%削減できる点が大きな特長です。このバイオマス樹脂は、マスバランス方式により国内で安定供給されており、ISCC PLUS認証を取得しています。 これにより、持続可能な資源のトレーサビリティも保証されています。
万博への出展
今回の「EXPO ナショナルデーホール」の床材としての採用は、環境への配慮を強く打ち出す意味でも非常に意義深いものです。万博は、世界からの参加者を迎え、さまざまな文化や技術が融合する場となります。その中で、持続可能性を重視した建材が使われることは、未来への大きな一歩です。
展示会の開催
さらに、株式会社hide kasuga 1896と三井化学株式会社は、「TRANSWOOD® with Prasus® 展 vol.01 -環境調和型素材の未来-」を開催します。会場は東京・渋谷の「hide k 1896旗艦店」で、2024年11月1日から2025年1月31日まで開かれます。この展示会では、様々な製品や開発品が展示される予定で、訪れる人々に新しい環境調和型素材の可能性を感じていただく機会を提供します。
訪問者は、この機会に素材の可能性について直接触れることができ、未来の持続可能な生活について考えを深められることでしょう。興味のある方は、ぜひ足を運んでください。
お問い合わせ
展示会に関する詳細や問い合わせについては、以下のアドレスまでご連絡ください。
[email protected]
このように、最新の環境に優しい建材が万博での使用に採用されたことは、多くの人にとって大きなニュースです。私たちが未来のために選ぶべき素材として、この「TRANSWOOD® with Prasus®」をぜひ注目してほしいと思います。